犬の平均寿命も延びてます。犬の高齢化に関わる7つの話

1)犬のシニア期っていつ?

ドッグフードは7歳からシニア用にするのが一般的です。
これは犬は7歳くらいから体調が変化してくるので、その変化に合わせてドッグフードも変えたほうが良いという考えから来ています。
しかし、シニアという言葉は年長者を意味するだけで年齢に関して明確な定義はないので、

人間でも一般的にシニアとされる60歳以上を犬にも当てはめて考えると、小・中型犬だと約11歳、大型犬だと約8歳が人間の60歳に相当するので、この年齢以上がシニア期と言えるでしょう。

 

2)獣医療の進歩やフードの良質化

近年は獣医療も進歩しています。
技術的には、インスリン注射、人工股関節置換、白内障治療、心臓ペースメーカー設置など人間に対する技術にかなり迫っています。
ですが、獣医療の進歩に頼るだけでなく、普段の食事から健康を管理してあげることが重要です
。病気を持っていたり障害を持っていたりする動物の肉、いわゆる4Dミートと呼ばれる悪質な肉を使ったドッグフードが問題視されたおかげで、無添加で良質な素材を使ったドッグフードに注目が集まり、日本でも数多くの良質なフードが購入できるようになりました。

 

3)高齢化に必要な栄養の違い

獣医療の進歩やフードの良質化に伴って犬も高齢化が進んでおり、平均寿命は小・中型犬が1415歳、大型犬が約10歳です。
これは人間でいうと70歳代に相当します。高齢犬は運動量が減るため、肥満にならないようにカロリーは抑える必要がありますが、健康を維持するためには十分なたんぱく質や脂肪酸は必要です。
ですから、それまでのドッグフード以上に高品質で消化に良い栄養素が必要となります。
疫力も落ちてきますから、細菌や感染症対策にビタミンEの強化もしなければいけません。

 

4)知らない人多数!ペットの年齢で変えるべき食事内容

成長期(一般的には1歳まで)は体の大きさや機能、健康状態を決定づけるため十分な栄養を取らせることが大切です。
成犬の2倍ほどのカロリーと豊富なたんぱく質を必要とします。
脂肪やミネラル、カルシウム、リンもバランスよく含まれた食事が望ましいです。
ただし、消化不良を起こす可能性もあるので、食事の回数を増やして少量ずつ慎重に与えてください。
成犬期は体が完成されていて、その維持にバランスの良い食事をさせましょう。
体の機能も発達しているので食事回数は一日に12回で大丈夫です。
シニア期は機能が衰えてきますからカロリーを少なめにして、消化の良い栄養素を与えます。
また、腸の機能が低下するので食物繊維を多めに含んだ食事がいいでしょう。

 

5)健康診断させていますか?

犬の飼い主の約40%が半年に1回以上健康診断に連れて行く一方で、約35%が定期的には行かない、全くいかないそうです。
たしかに犬の健康診断はまだまだ料金が高いことも事実ですが、高齢化が進む今、定期的な健康診断は犬にも必要です。
会話でコミュニケーションをとることはできませんから、健康チェックをしっかりしているつもりでも病気の兆候に気づかないことはよくあります。
病院できちんと健康診断を受けさせることが健康の維持には欠かせません。

 

6)食事がペットの健康に最重要

犬が自分で健康管理することはできませんから飼い主が毎日の食事に気を配ることが最も重要です。
ドッグフードは総合栄養食ですが、それだけではなく、ご褒美として挙げるおやつや栄養を補うサプリメントも合わせて栄養バランスを考えなければいけません。
人間と同じく、たんぱく質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルが必要な栄養素です。
ただ、犬は本来肉食動物なので、たんぱく質と脂肪は多めに必要とします。

手作りのドッグフードを与える場合は、犬に与えてはいけない食材を入れないように気を付けてください。

 

7)ペットフード安全法とは

ペットフード安全法は正式名称を「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」と言い、ペットフードに関するさまざまな基準を定めています。
表示基準を明確にして飼い主が成分や原材料などを把握できるようし、成分規格を定めて健康に悪影響を及ぼすほどの特定成分の配合を禁止しました。
さらに、製造方法の基準を定めて有害な物質が含まれるのを防いでいます。
ペットの安全のために定められた法律ですが、

あくまで安全のためであり健康のためではありません。
つまり、明確に害があるペットフードを禁止しただけで、健康に良いペットフードの製造を命じているわけではないということです。
ペットフード安全法の基準を満たしているからといって安心せずに、積極的に健康のためのペットフードを選ぶべきでしょう。

 

8)ペットは家族

犬が飼い主にどのような効果をもたらすのかについて研究が進み、以下のような効果が実証されています。
散歩に連れて行かなければいけないから社会活動が増える、病気を持っている人にはアニマルセラピーの効果がある、犬と接した後はストレスが減少する、子どもの自尊心や愛情、責任感を育てるなど、多くの有益な効果があります。
単なる愛がん動物とは言い切れないほどの影響を飼い主に与えているのです。
しかし、その分亡くなってしまったときの悲しみもとても大きくなります。
高齢化が進んで長い時間を共にするとなると、ますます家族としての愛情が増していくでしょう。
子どもの健康を気遣うように犬にもしっかりと健康管理をしてあげてください。