犬が爪切りを嫌がる時の対処法。上手にやるための4つのステップ

愛犬の安全と健康を保つためには定期的な爪のケアが必要不可欠。
しかし爪切りを嫌がってしまい、なかなかうまくできないのが悩みの飼い主さまも多いのではないでしょうか。
今回は嫌がられずに爪切りをするポイントをご紹介します。

1.爪切りは重要!爪切りしないとどうなるか?


(1)爪が伸びすぎると歩行不良になる。

真っ直ぐ生える人間の爪とは異なり、犬の爪は円を描くように下に向かって生えます。
かぎ爪のように生えるので地面をしっかと捉えることが可能です。
しかし、かぎ爪は伸びれば伸びるほど円を描いて下に伸びるので歩行不良の原因になり、厄介な問題を引き起こします。

(2)痒くてもかけなくなる。

爪を出していない状態なのに、爪が伸びれば伸びるほど、爪先が常に出ている状態になるので問題です。
この爪の出た状態で首や体をかいてしまうと、皮膚に傷がつくだけではなく、爪の汚れから、傷ついた皮膚に細菌が入る可能性があります。
このようにして皮膚病の原因を作ってしまうのです。

(3)血管が伸びて、爪が切れなくなる。


犬の爪の内部に血管があり、爪が伸びると同時に内部の血管も伸びます。
伸びすぎた爪を元の長さに切るということは、伸びた血管も一緒に切る。
血管を切るということは神経を切るという意味です。
大変な痛みを伴う荒治療が必要となり、元の爪の長さに戻すのはそう簡単なことではありません。

(4)爪切りの頻度はどれくらいがベストか。

基本的に2週間に1度くらいの度のペースで爪を切ります。
切り時の目安は「地面に犬の爪が着く少し前」です。
犬が歩く時、フローリングにカツカツと爪が当たる音が聞こえたら、伸びすぎです。
音がしてしまう前に爪を切るようにしましょう。

2.嫌がられないで爪を切るための4つのステップ

★ステップ1:遊びながら手足に触られることに慣らす。

嫌がられずに爪を切るには普段から爪に触られることに慣れておく必要があります。
手足を長時間触るのを嫌がる犬でも、機嫌のよい時や喜んでいる時に触らせてもらえるでしょう。
シャンプーの際にも爪を触ることになるので、普段から爪に触られることに慣れるように訓練するように心がけます。

★ステップ2:爪切りが生活の一部になるようにする。

犬に爪切りを見せたり、臭いをかがせて、爪切りに興味を持たせます。
慣れてくると爪切りに興味を示さなくなり、飽きるまで行います。
爪切りが生活にあるという認識を持たせるためです。

★ステップ3:爪切りに触らせる。

犬を抱っこするときに、爪切りも一緒に持つことがポイントです。
このようにして、自然に爪切りに触るチャンスを与えます。
また、大好きな飼い主に抱っこされている時に爪切りも一緒にあることで、安心感を与えることが出来るのです。

★ステップ4:体が固定されることに慣れさせる。


爪切りが嫌なのではなく、押さえつけられるのが怖くて暴れてしまうというケースは多いです。
したがって、まずは爪切りの姿勢に慣れさせましょう。

自宅なので床でやることを前提にします。
自分の前に犬を立たせたら、犬のお腹に足を入れ、爪きりを持つ反対の手で覆いかぶさるようにして、足を持ちます。
ちょうど上の図の様な姿勢になります。
この姿勢でおやつをあげたりして、落ち着くまで慣れさせます。

3.爪を切る手順

  1. 犬用の爪切りと、ヤスリ、もしもの時のために止血剤を用意します。
  2. すぐに切らずに、まずは姿勢に慣れさせます。犬を小脇に挟む感じに抱っこし、肘から下の腕を胸元に当てて体を支えて、
    手は犬の前足を握ります。この状態で落ち着くまで待ちます。
  3. じっとできるようになったら、この状態で、肉球を軽く押して、指を広げれば切りやすい状態にします。
  4. 一気に切らず、まずは先の方を切ります。
  5. 爪の断面が角ばらないように、上の図のように3回に分けて切ります。
  6. 真ん中に白い部分が見えてきたら、爪切りをやめてヤスリをかけます。
  7. ヤスリをかけて角を丸くなるようにならします。

4.どうしても暴れてしまう場合

(1)一度で全て終わらそうとしない

1日かけて(1度で)すべての足の爪を切るのではなく、慣れるまでは数日に分けて爪を切るようにします。
犬のストレスを軽くしてあげることも大切です。
また、「絶対にやってやる」と飼い主さんが焦ってしまうと、それが犬にも伝わり怖がってしまいます。
「今日は姿勢を少し我慢できたね、続きは明日ね」と少しずつステップをクリアしていくことで慣れさせていきましょう。

(2)プロのトリマーさんから学ぶ

トリミングサロンで、プロのトリマーさんがどのようにやっているのか見てみるといいでしょう。
しかし、サロンに預ける時は受付時に「うちの子は爪切りをするときに暴れてしまうのですが大丈夫ですか」と確認をとった方がいいでしょう。
何も言わずに預けてしまうと、トリマーさんもケガをしてしまうかもしれません。

そして、最初はトリマーさんに爪切りをやってもらい、犬が慣れてきたころ自宅でも実践してもらうのも、一つの手です。




爪の切り方や脚の持ち方、また、やすりのかけ方をわかりやすくまとめている動画です。
動きを見ながらイメージトレーニングするのに最適です。


引用:ドラちゃんねる

まとめ

いかがでしたか。
一度苦手意識がついてしまうと、一筋縄には行かないかもしれませんが、無理をせずに少しずつ慣れていけるといいですね。