年をとったマルチーズが注意したい病気とその予防方法

1.マルチーズがかかりやすい病気

 
老犬になったマルチーズが、かかりやすい病気は3つあります。それは心臓病、外耳炎、歯周病です。

 1)心臓病について 

心臓病は、高齢になった小型犬のマルチーズがかかる宿命の病だと言っても過言ではありません。特に心臓病の中でも、左心房が肥大化する僧防閉鎖不全症と呼ばれる病気になる危険性があります。

この病気にかかると、咳が出たり、食欲が減って元気がなくなってしまうなどの症状が出ます。しかし、飼い主は年を取ったからではないかと考えて、病気を見逃してしまって発見が遅れ、悪化してしまった上に、肺水腫にまでなってしまうことがよくあるので、注意が必要です。

心臓病の治療法は、利尿剤や心臓疾患の薬を服用し続けるという内科的治療になります。でも残念ながら、完治することは難しいのが現状です。

2)外耳炎について

外耳炎は、耳道がミミダニや各種細菌(マラセチア菌、真菌など)によって、炎症を引き起こす病気のことです。

耳が垂れているのが特徴のマルチーズには多い病気といえるでしょう。耳の風通しが悪いために、細菌が繁殖してしまうことが外耳炎の原因になります。

耳掃除などのケアを飼い主が日頃から行なうことで、外耳炎の予防はできます。しかし、頑張ってケアをし過ぎると、却って耳を傷つけて外耳炎になってしまう恐れがあるので気を付けて下さい。

外耳炎の治療法は、ミミダニがいるのが原因の場合にはダニを駆除する。またアトピーが原因の時にはアトピーを抑えることで、完治することができます。

 3)歯周病について

歯周病は、歯についた歯垢が溜まって歯の間で歯石になって、そこに歯周ポケットが出来て細菌が集まり感染します。マルチーズの歯周病は、人間の歯周病と変わることはありません。一旦、歯周病にかかると完全に治すのは簡単ではありません。歯周病はマルチーズだけでなく、どの犬種でも一般的にかかりやすい病気です。

歯周病の治療法は、歯石を除去していきます。病気の重度によっては歯を抜くこともあります。処置が終わったら、抗生剤などを用いて炎症を抑えます。

 2.3つの病気の予防方法


老犬になったマルチーズは、若い頃に比べて格段に免疫力が下がっていますので、病気にかかりやすくなっています。それでは、これらの病気にかからないための予防方法をご紹介します。

 1)心臓病の予防方法 

マルチーズなどの小型犬全般に多い病気なので、特別な予防方法は存在しません。日頃からの注意して早期発見、早期治療が重要になります。

生まれながら心臓が弱い犬ならば、健康補助食品を与えることで、少しでも心臓に免疫ができる効果を期待する方法もあります。

年を取ると外に出て、散歩したがらなくなり、寝てばかりになることが多くなります。しかしそれを老化したと決めつけずに、動物病院で定期的な心臓検診を心がけましょう。

2)外耳炎の予防方法

 常に日頃から、ミミダニに感染しないように、耳を清潔な状態を保つようにしましょう。またシャンプーの時に耳に水が入ることで、そのままにしておくと菌が繁殖することがありますので、気を付けて下さい。

ケアをし過ぎることで、外耳炎になることがあるので、耳道を傷つけないようにしましょう。

 3)歯周病の予防方法

 歯周病の予防は歯磨きを続けることです。小さい頃から歯磨きを習慣づけると、老犬になっても歯磨きに応じてくれます。また、柔らかいドッグフードを食べている方が、歯垢が付くにくいと言えるので、食品に注意しましょう。

老犬の不調を老化のせいだと決めつけてしまうと、病気の兆候を見逃してしまいます。初期の症状が現れない病気もあります。それを予防するためには定期検診を受けることが大切です。毎日の観察と定期検診で愛犬の健康を守りましょう