犬のしつけの基本の合図。おいで(こい)を教えて犬を呼び戻す

犬と暮らすうえで初期に覚えたいのが「おいで」です。
効果的なしつけの方法をご紹介します。

1.おいで(こい)とは呼び戻すこと

離れた所にいる犬を、自分のもとに呼び寄せたい時に使うのが、「おいで」「こい」の合図です。
飼い主の命令も聞かず、犬が好き勝手に行動するような状況を許しては、愛犬自体が交通事故などの危難にあったり、悪くすると、他の人間や犬とトラブルになることも十分にありえます。
それだけに、呼んだらすぐに戻ってくる「おいで」「こい」のしつけは、犬にとっても飼い主にとっても、大変重要な意味を持っています。

2.おいで(こい)の効果的な教え方

最初のうちは、リードをつけて行うと良いでしょう。
まずは12メートル離れた所から、手招きをしつつ「おいで」と言って呼び寄せます。
犬が自分の意思で戻ってくればいいですが、そうでなければ、リードを使ってやさしく引き寄せてください。
そして手元まで来たら、犬をなでて、しっかりと褒めてあげましょう。
「おいで」「こい」の合図に従って飼い主の所へ行けば、良いことがある。
そういう風に犬に思わせることが大切だからです。

また、慣れてきたら距離を延ばすだけでなく、二人でしつけを行う方法も試してみてください。一人が離れた所まで犬を連れて行き、もう一人が「おいで」と命じて呼び寄せる方法です。
なお、「おいで」と「こい」はどちらを使っても構いませんが、たとえば家族みんなでしつけるような場合は、犬が混乱しないよう、どちらかに統一するようにしてください。

3.呼んでも来ない場合には

いくら「おいで」と呼んでも無反応……。そんな場合には、やはり何からの原因があるものです。
たとえば、叱る際にも「おいで」を使ってはいないでしょうか?
「おいで」に応えて戻って行ったら叱られた。
そんな状態が何回も続いたら、犬でなくても無反応になるのは当然ですね。
「おいで」を使う時には決して叱らない。むしろ褒めてあげることを忘れないでください。
また、外は犬にとっても魅力的な場所です。
しつけの際、反応がイマイチということであれば、ちょっと上等なおやつをあげるといった工夫も必要です。
呼ばれたら良いことがある。まずはそれを徹底してみましょう。

もちろん、どんなしつけにも言えることですが、犬と飼い主との間に信頼関係が無ければ、いくら頑張っても人間の言うことなど聞いてくれるはずはありません。
もしもしつけが全然うまく行っていないようであれば、その点から見直してみることが必要です。