愛犬に長生きしてほしい!犬の長寿の秘訣って何?

1.『長寿』ではなく『健康長寿』に

愛犬に長生きしてもらいたい、というのは飼い主共通の願いと言ってもいいでしょう。


現在、犬の平均寿命は13歳前後と言われています。実はこの平均寿命、過去30年で2倍に増えたとも言われており、一昔前に比べると今は犬も長生きしやすくなっていると言えます。動物医学の進歩、栄養バランスの取れたドッグフードの普及、飼い方の変化などが理由となっています。

人間と同じように犬の長寿も当たり前になってきた現代、注目されているのが『健康寿命』です。健康寿命とは、健康上の問題を抱えることなく日常生活を送れる期間のこと。長生きしていても、寝たきりになってしまったり、認知症や重い病気を抱えていては、飼い主はもちろん犬自身もしんどい思いをしなければなりません。健康な状態で長生きするためにはどうすればいいのか、それをしっかりと考えるべき時代になってきているのです。

2.世界の長寿犬に学ぶ、長寿の秘訣ってなに?

世界の御長寿犬

世界には長生きした犬がたくさんいます。ギネス公認の最高齢犬はなんと29160日。人間に換算すれば203歳だと言われており、その凄さが垣間見えます。


昔に比べ犬の暮らす環境は改善され、寿命も右肩上がりで伸びています。しっかりと世話をすれば、ギネス級とまではいかずとも、大切な愛犬を長生きさせることは可能でしょう。では具体的にどのような点に気を付ければいいのか、長寿の秘訣について探ってみましょう。

睡眠は大切な要素


人間の生活でも大切だと言われている睡眠ですが、犬も同様に良質な睡眠を必要としています。人間の睡眠は、その7割が体も脳も休息する「ノンレム睡眠」、3割が体は休息し脳は起きている「レム睡眠」と言われています。犬はこの逆で、「ノンレム睡眠」が3割、「レム睡眠」が7割を占めていると言われています。

犬は一日の半分以上を睡眠に充てており、またいつでも眠れるようになっています。犬はもとも夜行性であり、目覚めてすぐ活動する必要があったため、浅い眠りを長時間取るようになったのです。

睡眠不足はストレスに直結します。快適な睡眠が取れるように、愛犬が眠ったら照明を落とす、ベッドなどで環境を整えてあげる等の工夫をしてあげましょう。

食事は極めて重要

一昔前の犬は、人間の残り物を食べるのが当たり前でした。しかし近年では犬の食事について研究が進み、犬にとって必要な栄養素が判明すると共に、それを摂るためのドッグフードが広く普及するようになりました。


ドッグフードの種類は豊富で、犬種はもちろんのこと、子犬用、老犬用と年齢に合わせても選べるようになっています。愛犬の状態に合わせて適切なものを選ぶようにしましょう。

また、量にも気を配る必要があります。犬は基本的に出されたものは全て食べてしまうので、飼い主の側が出す量に配慮し、肥満にならいように気を付けてあげることが大切です。

 

3.散歩の習慣を付けよう

散歩は犬にとって非常に重要なものです。運動不足を解消すると共にストレスを発散することができますし、飼い主とのコミュニケーションにもなります。よほど悪天候の場合を除いて、出来るだけ毎日散歩に行くように習慣を付けましょう。


とはいえ、ただ連れ歩けばいいという訳ではありません。季節による変化で、散歩の注意点は変わってきます。暑い夏の場合、熱くなった道路は犬の肉球を傷付ける可能性があります。また毛皮を着ている犬にとって、高温多湿の日本の夏は熱中症の危険が高い環境です。そのため、夏は早朝、あるいは夜に散歩に行くことをおすすめします。冬の場合は寒さが犬の負担になることがあります。服を着せてあげるなどして、寒さ対策を忘れないようにしましょう。

 

4.犬のストレスをコントロールする

犬も人間と同じようにストレスを受けます。ストレスを溜めこむとうつ病などのリスクが高まるのも人間と同じ。飼い主がしっかりとしたストレスコントロールを行う必要があります。

とはいえ、どんなストレス発散方法がいいかは犬によってそれぞれです。例えばドッグラン。好きな犬にとっては最高のストレス解消方法になりますが、苦手な犬にとっては返ってストレスの原因になってしまうことも。


愛犬の個性に合わせて、適切な方法を探してあげましょう。

 

5.定期検診を受けよう

当然ですが、犬は自分の不調を伝えることができません。隠れた不調を見つけるためには、定期的な健康診断が必要になります。


特にシニア期に入ったら、半年に1回くらいのペースで受けるのが理想です。病気は早期発見、早期治療が大原則、早く見つけることができれば、それだけ早く治すことができ、後にも響きません。

まとめ

愛犬が健康で安心した老後を過ごせるかどうかは、すべて飼い主にかかっています。そのためには日頃からコミュニケーションを取り、いろいろなことに気を配ってあげることが必要不可欠。また毎日接していれば、何か異常があったときに気付きやすくなります。