愛犬が便秘になったらどうすれば良い?覚えておこう便秘解消マッサージ

1.愛犬のための便秘解消マッサージとは?

飼っている犬がなかなかうんちをしないと心配の飼い主さんも多いと思います。

犬の便秘とは腸の中の便が数日にわたって排出されないことを指します。

一般的に犬の便秘の主症状はいくつかあります。まず2日以上便が出ない、便を出そうと踏ん張ってもなかなか出ない(しぶり腹)の症状は犬の便秘の分かりやすい症状です。便が出てもごく少量であったり、細長かったりする場合は便秘の可能性があります。またお腹を触られるのを嫌がる、触ってみても左の下腹部にしこりがある、そして食欲不振や嘔吐なども便秘の症状ですので日頃から注意しましょう。

犬が便秘になる原因は大きく5つです。身体には問題はないが水分不足により便が硬すぎて出ない、肛門や直腸に疾患があって痛くて便が出せない、腸の働きが弱っている、薬の副作用、ストレスなどが挙げられます。

このように便秘には重篤な疾患が潜んでいる可能性があります。その場合は原因となっている疾患を治療しなければいけません。まずは動物病院に行って大きな病気がないか確認しましょう。

検査をして病気でないことが分かった場合は飼い主さんが犬にマッサージをしてあげることが有効です。

マッサージによって身体の筋肉が弛緩し、血行が良くなるため便が出やすくなります。ストレスを抱えている犬の場合特にマッサージでリラックスさせてあげることは効果的です。

具体的なマッサージの方法ですが、マッサージをする前に犬の頭からしっぽまでまんべんなく撫でてあげてください。スキンシップを通して全身がリラックスすることでツボ押しの効果が更に上がります。

まずは犬を仰向けに寝かせておへその位置を確認します。毛がうすく、盛り上がっているところがおへそです。そして最初はおへその左右1センチほどにある天枢(てんすう)というツボを親指の腹で優しく押してあげましょう。このツボには腸の働きを整える効果があります。

次に胸の骨の下側とおへその間にあるちゅうかんというツボを押します。胃の働きが正常になります。その後水分代謝の働きを高めるためにおへその1センチほど下にある関元(かんげん)というツボを押しましょう。3つのツボを押したら。おへその周りを時計周りに優しくなでて下さい。

次に伏せの体制にして背中周りのツボを押します。肋骨が付いている最後の背骨から3番目と4番目の背骨の間の両側にある大腸兪(だいちょうゆ)というツボを優しく押してください。大腸機能に関するトラブルに効果があります。次に6番目の背骨の両側にある小腸兪(しょうちょうゆ)というツボを押しましょう。腰回りの筋肉を和らげる効果があり、腰痛などにも有効です。最後に一番下の肋骨とひとつ前の肋骨の背骨の左右に胃兪(いゆ)というツボがありますので押します。便秘の解消に効果があります。そして胃兪、大腸兪、小腸兪の順番に上から下に優しくさすってあげましょう。この際に人差し指と親指で円を描くようにさするとより効果があります。

以上が犬の便秘解消のマッサージ法です。はっきりとツボの場所がわからなくてもツボの付近の筋肉を和らげてあげるだけでも効果があります。

また、便秘中の犬は体調を崩しがちになります。身体の循環が悪くなり疲労が溜まってしまうと他の病気の原因となってしまうので注意しましょう。体調を整えるマッサージ法としてお腹の筋肉でコリがある部分をさすってあげることが有効です。

まとめ

犬の便秘は飼い主にとっても心配ですし、何より犬自身とてもつらい思いをしています。どんな病気にも言えることですがまずは早期に異常を発見することが大事です。人間と違い犬は言葉がしゃべれませんので症状がわかりづらい場合が多いです。そこで必要なのは飼い主が日頃から犬の体調をよく観察しておくことです。具体的には今日何回便をしたか、便の形は正常かといった記録を付けることと日頃からスキンシップを行うことです。記録を付けることで、異常があった時に即座に気付くことができます。またスキンシップをとることは犬の身体の筋肉のコリなどを把握するために重要です。日常からしっかり犬と接することで、便秘だけでなく他の病気の早期発見にもつながります。

また、異常が見つかった場合はまずは動物病院に行きましょう。一言に便秘や腰痛などと言ってもその裏にはガンなどの重篤な疾患が隠れている場合があります。大きな病気でも早い段階で見つけて適切な治療を行えば治る可能性が高いです。そして何よりそれらの病気を放置しておくことは犬に長期間苦痛を与えてしまう結果になります。犬も大切な家族の一員です。お金を惜しまずに病院に連れて行ってあげてください。

その上で大きな病気がないと分かった場合は上記に書いてあるマッサージをしましょう。マッサージには症状を治すだけでなく、飼い主と犬の絆を高める効果もあります。さらに身体の循環を整えるため長生きにもつながります。

ペットの健康を左右するのは飼い主だという自覚をもって接してあげてください。