暑い夏に、愛犬の熱中症対策【4つのポイント】

1.犬の暑さ対策を必要とする熱中症って?

犬も人間同様蒸し暑さは苦手です。むしろ人間よりも弱いところがあります。というのも、犬は人間のように汗をかいて、その汗の蒸発によって体の熱を下げるということができません。犬の暑さ防止法はパンティングといって、短く浅い呼吸を繰り返しながら舌を出して、唾液を蒸発させ、体温を下げるというやり方です。非常に効率が悪い方法ですが、犬にはこれしかありません。そのため、どうしても熱中症にかかりやすく、重篤化することもかなりあります。


犬が熱中症になったら、どのような症状を呈するのかを見てみましょう。

まず、体温が短時間に40℃以上にまで上昇することによって、パンティングが激しくなり、大量のよだれを垂らします。目や口の中は充血し、食欲不振や吐き気、下痢などの症状が出ます。ふらふらして倒れてしまうこともあります。

さらに症状が進行すると、呼びかけにも答えず、失神したり、筋肉が震えたり、痙攣を起こしたりします。そのまま放置すると、血を吐いたり、便や尿に血が混じったりします、最後はショック症状から、命取りになることもあります。

 

2.犬の暑さ対策をおこなう時期や環境は?

普通に考えれば、暑さのピークを迎える789月に犬の暑さ対策をしてあげればいいように思えます。ところが最近は地球温暖化のせいか、5月ごろからやたらと暑い時もあるし、10月になっても高温の日があります。以前の常識よりも早く対策を講じてあげ、遅くまでその対策を継続する必要があります。


次に、どのような環境がいけないのか考えてみると、暑さだけではなく、湿度や日光の照射具合なども影響してきます。風のあるなしも大事です。道路などでは、照り返しももろに犬の体温を上昇させる恐れがあります。人間と違って、低いところを歩く犬は道路の熱を直接吸収してしまうからです。

 

3.犬の暑さ対策が必要な、犬種や性質は?

暑さに弱い犬の種類があります。


短頭種の犬は暑さが苦手です。具体的には、ブルドッグ、シーズー、ボストンテリア、パグ、ペキニーズなどです。呼吸によって、うまく暑さをしのげないからです。


北方原産の犬は寒さ対策のためか被毛が厚く、暑さに弱いものが多いです。シベリアンハスキーやシェットランドシープドッグなどです。

体質的な面から行くと、太っている犬も暑さ対策に気を遣う必要があります。太り気味の犬は皮下脂肪が厚く、熱が体内に蓄積されやすい傾向があるからです。

子犬や高齢の犬も体温の調節がうまくできないことが多いです。病気を抱えた犬、特に心臓や呼吸器に障害が生じると、パンティングによって体温を下げる機能が働きにくくなるので、余計に気を付けなければいけません。

4.犬の暑さ対策の方法は?


車で愛犬と出かける場合は、できれば車内に放置しないようにしましょう。外につないでおくか、可能なら一緒に連れていきます。どうしても車内にとどめおくのなら、クーラーをつけてあげるか、窓くらいは開けてあげましょう。あまり時間をおかずに戻ってきて、水分を補給してあげてください。


家の中で留守番させる時は、わずかでも窓を開けて、風を通しやすくするとともに直射日光が当たらないようにするために、カーテンを閉めておきます。脱水症状を起こしてはいけないので、飲み水をたっぷり準備しておいてください。


家の外につないで飼っている犬は、日陰に入れるように工夫してあげて、風通しなどにも注意してあげます。やはり水分を十分に用意してあげましょう。

散歩に連れていく場合も、真昼の暑い時期は避けるべきです。直射日光の強烈な熱と照り返しの熱さとが相まって、熱中症リスクが大幅に高まります。朝の涼しいうちか、夕方日が落ちてから、散歩をさせなければいけません。

5.犬の暑さ対策によいグッズは?

暑さ防止のためのいろいろな商品が販売されています。


例えば、クーリングマットとか、首回りを冷やすスカーフとか、道路からの反射熱を防ぐ胴着やウェアなど、直接肌に触れて体の熱を下げる商品があります。

犬の熱中症の危険度を測る熱中症のチェッカーもあります。これがあれば、犬にとってどの程度よくない環境なのか測れます。

犬用のファンも販売されています。涼しい風を当ててあげれば、犬も快適です。

その他、アイスクリームやゼリー、スポーツドリンクなど、食べたり飲んだりして暑さをしのげるようになる商品も出回っているので、犬の状態などを見て一番いいものを選んでください。

 

6.多頭飼いの場合の暑さ対策方法って?

多頭飼いの場合は、それぞれの犬によって、暑さに対する抵抗力がちがいます。だからといって、別々の部屋で飼うわけにはいきません。基本的にはクーラーをつけて暑さ対策をしますが、犬によってはクーラーが冷たく感じるものもいるので、ウェアを着せてあげる必要があるケースも。

檻で多頭飼いをしているなら暑さもひとしお感じられるでしょうから、クールマットなどを敷いて、できるだけ多頭による暑さストレスを解消してあげなければいけません。

まとめ

犬は人間以上に熱中症にかかりやすい動物です。それだけに飼い主が暑さ対策に注意してあげる必要があります。さまざまなグッズなどを使って、愛犬を暑さから守り、快適な夏を過ごさせてあげましょう。