愛犬が栄養失調?!ご飯をきちんとあげているのに何故?予防法は?

1.犬の栄養失調でなる、こんな症状


毎日ご飯をあげているのだから、栄養失調とは無関係だと考えがちです。しかし多くの飼い犬が、目には見えない「隠れ栄養失調」に陥っているとも言われています。

犬が栄養失調になると、体がやせ細り、気力がなくなったり毛艶が悪くなります。

この他に、一見すると栄養失調とは関係なさそうな、歯が抜けたり欠けたりする、不眠になるという症状も現れるようになります。歯が抜けるのは虫歯や歯周病が原因の場合もありますが、歯を作るカルシウムやミネラルが足りなくなることでも起こるようになります。毛艶が悪くなるのも、タンパク質が不足するからです。これら一見すると栄養失調が関係なさそうな症状が、進んでいくとやせ細り、気力の衰えと言った症状に繋がっていくのです。

 2.何故犬が栄養失調になってしまうのか

栄養失調の理由とは


毎日しっかりフードを食べているのに、何故栄養失調になってしまうのか。その原因は大きく分けてフードの成分が悪いから、ダイエットが影響しているからという2つに分けることができます。

たんぱく質不足が原因の場合

犬にとって、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、水分の6つの栄養素は生きていくうえでなくてはならないものです。特にたんぱく質は重要な栄養素で、人間の4倍必要と言われています。血や骨、筋肉や皮膚、そして被毛はこのたんぱく質によって作られています。

たんぱく質不足で栄養失調になってしまっている場合、大切なのは毎日あげているフードを見直すことです。まず大切なのが、穀物メインではなくお肉メインのフードを選ぶということです。



穀物メインのドッグフードもたんぱく質が豊富ですが、それは「食物性たんぱくしつ質」と呼ばれるものになります。これは犬にとって非常に消化しにくい栄養素で、しかも栄養的価値も少ないのです。選ぶべきはお肉メインのフード、つまり「動物性たんぱく質」が豊富に含まれているものです。肉食動物である犬にとって、消化吸収がしやすい栄養素です。フードを選ぶときは原材料の一番上をチェックし、穀物メインのものは選ばないようにしましょう。

たんぱく質・脂質の不足について 

たんぱく質や脂質が不足すると、さまざまな悪影響があります。

まず筋肉の量が減り始め、体温を維持することができなくなります。体温が下がるといろいろな病気をしやすくなります。がんもその一つで、体温が低くなるとがん細胞の働きが活発になるのです。

骨にも影響が出、関節が保護できなくなります。結果として関節痛を起こしやすくなり、動きにくくなり、悪いと寝たきりになってしまうことも。動けなくなると肥満になりやすくなる上、心の状態にも影響がでます。その結果不眠の症状を起こすこともあるのです。

更に丈夫な皮膚が作れなくなり、皮膚病になりやすくなります。内臓も無関係ではなく、内臓疾患にかかりやすくなるのです。

たんぱく質は、免疫機能を作る働きもしています。免疫系は真っ先に機能が低下するとも言われており、皮膚病、寄生虫にかかりやすくなったり、代謝に影響が出たりします。

 ダイエットが原因の場合

ダイエットに一生懸命になるあまり、フードの量を減らしすぎてしまうことが栄養失調を引き起こすこともあります。そもそも肥満とは、体重が重いことではなく脂肪が多いことを指します。それなのに体重だけを見て判断してしまう飼い主が多く、むやみやたらにダイエットさせてしまうのです。

ダイエットで最も大切なのは、必要な栄養素をしっかりと摂りつつ体重を減らすことです。食べる量を減らすには、栄養価の高いフードを選ぶことが必要不可欠になります。ここでもやはり大事になるのは動物性たんぱく質です。動物性たんぱく質が多く含まれているフードであれば、効率よく栄養を消化吸収することができます。


 3.
栄養失調の予防・対処方法


愛犬を栄養失調から守るには、フードの見直しが必要不可欠になります。

ドッグフードの成分表示は、使われている量が一番多いものから順番に表記されています。穀物がメインになっているものは避け、肉がメインになっているものを選びましょう。ただし表示が「○○ミート」となっているものは、質の悪い肉が使われています。選ばないように気を付けましょう。

ドッグフードに使われている肉には、チキン、ラム、ダッグなどいろいろなものがあります。一つに絞らず選ぶと愛犬も楽しめますし、いろいろなたんぱく質を摂取することができます。

最近では生肉をあげている飼い主も多くいます。生肉は良質なたんぱく質を摂取できる上、太りにくいというメリットがあります。まずはフードのトッピングとして取り入れるのもおすすめです。

まとめ

栄養失調は犬の体を傷付け病気のリスクを上げますが、目に見える症状が出るまでなかなか気付けないものです。もしかして、と思ったら、かかりつけの獣医さんに相談するなどの対策をとりましょう。

毎日食べるものだからこそ、フードには気を使ってあげてください。