長生きの秘訣は愛犬との絆?!

1.犬の散歩をする高齢者には健康な人が多いの?


犬の散歩が健康によいとされる研究結果が、多く報告されています。犬を飼っている人とそうでない人と、病気の直接的な違いはみられなかったものの、犬を飼っている人は飼っていない人よりもBMI値が低く、日常的に抱える体の不調も少なく、医者にかかる割合も低かったと言われています。

適度な運動は、高齢者が健康に過ごしやすくするために欠かせないことです。犬の散歩に行くことで自然と運動量が増え、運動不足を解消できるといえます。肥満も健康の大敵ですが、犬の散歩で日常的によく歩いていれば、ダイエットにもつながります。

また、一人で散歩するよりも犬と一緒に散歩をしたほうが、およそ2倍のリラックス効果があると言われています。

犬の散歩をするようになってから、足腰が強くなったという声が多く出ています。人はただ健康にいいから運動しろと言われても、なかなか続けるのは難しいものです。しかし、犬がいれば毎日散歩するようになるので、楽しみながら運動を続けることができます。

そして、認知症であった高齢者が、犬を飼うようになってから認知症の症状が改善した、という報告も出ています。体だけでなく、脳にも良い影響が出ることが確認されています。

2.高齢者が犬を飼うことについて


高齢者の中には、配偶者に先立たれたり、家族と離れて暮らしている人もいます。犬がそばにいてくれればその寂しさもなくなりますし、犬がいるだけで、リラックスや癒しの効果が出るという研究結果も出ています。一緒にいて触れ合っているだけでも、自律神経の働きがよくなります。犬を家族として一緒に暮らせば、毎日の暮らしに楽しみが出来ます。犬が居ると毎日世話をしなければならないので、食事を用意するために早く起きたり、散歩に行くために時間を管理したりと、規則正しい生活になります。

高齢になってからペットを飼う、ということに抵抗がある人もいると思いますが、犬の散歩をしていたら健康寿命が延びたという研究結果も出ています。しかし、いつか自分が世話できなくなった時のことも、しっかり考えておく必要があるでしょう。高齢になると何が起きるかわからないので、身近にいざという時に犬の面倒を見てくれる人がいると、心強いでしょう。

最近では、ペットを飼う高齢者の増加に伴い、ペットの飼育のサポートをしてくれるサービスも出てきています。身近に頼れる人がいないのであれば、プロの手を借りることもできます。ペット専門の保険もあるので、申し込んでおくという手段もあります。

ペットホテルやペットシッターの家に愛犬を預けるのが心配なら、自宅にペットシッターを呼べるサービスもあります。自分の体調が悪い時は、散歩の代行もしてくれます。犬と暮らしていて大変だなと思うことがあれば無理をせず、一人で抱え込まずに、このようなサービスを使うことも大切です。

3.犬は高齢者の孤立を救うかも


犬の散歩に出かけることで、外に出れば他人と触れ合う機会ができます。他人と話すだけでも充分な刺激になります。散歩中に他の犬の飼い主と知り合い、仲良くなれば、交友関係が広がっていきます。また、仲間内でいい動物病院や飼育サービスのことなど、情報交換もできるので非常に有意義な時間を過ごせるでしょう。

犬を通じて人と出会うことで、年齢も性別も関係ない仲間ができます。仲間ができればますます散歩が楽しくなり、外に出ようとする気持ちも強くなります。犬を連れていけるカフェもあるので、そこでお茶をしたりして仲間と楽しく過ごせるようになります。犬同士も、友達が増えて喜ぶかもしれません。

犬と一緒に、周りに顔と名前を覚えてもらえれば、誰かに気にかけてもらえるようになります。もし自分に何かあった場合、犬が誰かに助けを求めたり、散歩仲間が思い出して様子を見に来てくれるかもしれません。犬がいると、孤立しやすい高齢者を救うことに繋がります。

4.人&犬のシニア教室とは


人だけでなく、犬も年を取って高齢になっていくのは同じです。一般的に、犬は7歳を迎えると、シニア期に入ると言われています。犬もいつか体力が衰えて歩けなくなりますし、病気をしたり、認知症になることもあります。犬にも、介護が必要になるときが必ず訪れます。

近年では動物病院でも、犬のシニアライフをサポートしてくれる教室ができています。飼い主が犬と最後まで幸せに過ごせるように、日常生活に役立つ情報を実際に学ぶことができます。飼い主が犬のシニア期について知識をつけることは、とても大切です。

主に少人数で参加し、自分の犬を連れていって、色々と学びます。犬にしてあげるマッサージや介護用オムツの使い方など、実習が含まれることがあります。体力がなくなったりして疲れている犬には、マッサージを施してあげるとリラックスしてもらえます。日常的にマッサージをしてあげるのも、飼い主の役目です。

ペット専門の栄養管理士もいるので、シニア期に必要な栄養のことや、食べさせるとよいフードのことも聞くことができます。日頃からの犬の世話での悩みがあれば、相談に乗ってもらえます。無料で参加できる教室もあるので、値段や参加条件などを事前に確認してから行くのが良いでしょう。

まとめ

高齢者にとって、犬という大切な家族がいることは、心にも体にも良い効果をもたらします。犬の散歩で楽しみながら運動ができたり、毎日の生活にもハリがでます。また、日常で嫌なことがあっても、大好きな犬の顔を見ればいつの間にか癒されたりもします。犬という生きがいがあれば、長生きにも繋がるでしょう。

しかし、自分自身も、そして犬も年を取っていきます。まだ大丈夫だと思わないで、元気なうちから、いざという時のことを考えておくことが大切です。近年ではペットを飼う高齢者も増え、ペットの高齢化も進んでいます。それに合わせてペットに関する各種サービスも増えて、多様化しています。地域のサポートを受けたり、飼育サービスなどをうまく利用しながら、犬と楽しい生活を送りましょう。そして自分自身も健康に気遣いながら、犬と大切な思い出を作りましょう。