犬の睡眠は大丈夫?ワンちゃんの睡眠の質を高めて愛犬に健康を♡

1.愛犬の寝床が重要なのは何故?


犬というのは本来夜行性の動物ですが、自然を離れて人間と一緒に暮らすようになった現在では、人と同じように夜に寝て昼間活動するということがほとんどです。

成犬であればだいたい12時間から15時間くらい、子犬や老犬の場合はそれよりも少し長く18時間ほどが、犬の平均的な睡眠時間だと言われています。

人と一緒に暮らしている犬たちは、野生とは違う行動を取らなくてはいけないことが多く、生活環境も自然の中にいる時とは全く違います。

そのため、ストレスにさらされる機会も自然の中で暮らす場合と比べて圧倒的に多いわけです。ストレスを溜め過ぎれば、犬たちも人間と同じように体調を崩す原因になります。

犬たちが抱えているストレスを十分に発散させてあげるためには、遊びや運動だけでなく、やはり睡眠によって休養をしっかりと取らせることが重要になってきます。

つまり、心地良い寝床を作って快適な眠りを与えてあげれば、人間社会で暮らすことで溜め込んでしまったストレスを解消することができるのです。

犬にとって、それが心地良い寝床であるためには、温度や湿度などを適切な状態に保つことが大事です。ベッドを使用したり、マットや毛布などを敷いておくことで、こういった快適な寝床を作ることができます。

また、寝床の清潔さを保つこともポイントになります。清潔ではない寝床は、カビが生えたりノミやダニが発生する原因となり、皮膚病などにもつながってきます。

 

2.レム睡眠とノンレム睡眠について


人間もそうですが、犬の眠りはレム睡眠とノンレム睡眠とに分かれます。簡単に言うと、レム睡眠というのは体は寝ているけれど脳は起きているという状態で、浅い眠りのことです。一方のノンレム睡眠というのは、それよりも深い状態の眠りで、体だけではなく脳も眠っています。犬は元々狩りをする動物であっため、人間と比べると浅い眠りであるレム睡眠の時間がかなり長いのが特徴です。

人間ではレム睡眠になる時間は睡眠時間の20%くらいですが、犬の場合は逆に睡眠時間の80%ほどがレム睡眠だと言われています。

レム睡眠の状態では脳が起きているため、外からちょっとした刺激を与えられただけでも、目が覚めてしまいます。犬はこのレム睡眠の時間を多くすることで、外敵が来た時でもすぐに行動に移れるように備えているのです。

では、全てがレム睡眠であれば良いのかと言うと、そうではありません。

犬がノンレム睡眠で眠っている間は、脳を休めているだけでなく、呼吸や脈などを抑えて全身が深くリラックスした状態になります。また、成長ホルモンなどを分泌することで、体の様々な器官の働きを整えているのです。

きちんと落ち着けるような環境でなければ、犬の眠りは浅いままで終わってしまいます。その場合、十分にストレスが発散できないばかりか、病気になったり体を壊すことにもつながってくるのです。

 

3.定まったスペースで眠ることに重要性


では、犬たちがリラックスして十分なノンレム睡眠を得られるようにするには、どうすれば良いでしょうか?

そのためには、犬が本来どんな場所で眠っていたのかを考えれば良いと言えます。

犬が落ち着いて眠れる場所というのは、暗くて狭い所です。これは、犬たちが元々縄張りを持つ動物であることが関係しています。

広すぎる場所を寝床にすると、縄張り本能が働いて、犬は自分のテリトリーを守ろうと常に警戒していなくてはいけなくなるのです。これでは、せっかくの眠りも浅いものとなってしまいます。

また、いつも決まった場所で寝られるようにしてあげれば、犬は自分の縄張りを守っているという気持ちになって、安らかに眠ることができます。

具体的には、愛犬の寝床を柵やケージなどで囲ってあげると良いでしょう。そうすることで、犬たちは縄張りを確保しているという安心感によって、深い眠りが得られるわけです。

この時、柵やケージの大きさは狭すぎてもいけないため、他の犬も入れるくらいの十分なスペースを設けておいてください。

また、犬たちが自分の寝床を離れて飼い主さんのベッドに入り込んでくるようであれば、それは自分の寝床が気に入っていないというケースも考えられます。

その場合には、寝床の状態をきちんとしたものに整えてあげることも必要かもしれません。

 

まとめ

以上で見てきたように、犬の健康を保つためには、食事や運動だけでなく睡眠の質がとても大切だということが分かります。

犬にとって心地良い寝床とは、快適な温度や湿度が保たれていて、ゆったりとリラックスできるような場所です。また、ケージや柵などで囲って、寝床を丁度良い大きさにしてあげることも大事です。

最適な温度や湿度は、年齢や犬種によって違いますが、一般的には温度は20℃前後、湿度は40%から60%くらいが丁度良いとされています。冬場などに愛犬が寒がっているようであれば、皮膚が乾燥しすぎないように湯たんぽなどで温めてあげるのも一つの方法です。

また、清潔さを保つためにも、寝床として使っているマットや毛布などは、定期的に変えたり小まめに洗ってあげると良いでしょう。