人にもうつる?カビによる犬の病気。梅雨・夏場に気を付けよう!

1.今年の夏はカビが大量発生する恐れ!

カビは温度が25~30度、湿度80%以上で目を出します。
この条件に当てはまる梅雨は、まさにカビの発生シーズンなのです。

カビの怖いところは、条件さえそろえば一気に増殖するということです。
1つの胞子が目を出すと、そこから一気に増えてコロニーを作ります。
それで終わってくれればいいのですが、そこからまた胞子が出て空気中を漂い、また別のところでカビが発生するようになるのです。

梅雨が近づいてきたら、天気予報をチェックし、早めのカビ対策を取るようにしましょう。

2.犬へのカビによる影響って?


梅雨になるとどうしても発生しやすくなるカビ。
犬にとっても無関係という訳にはいきません。
あちこちで発生したカビが、犬の病気に繋がることもあります。
犬は人間と違い、何でも舐めたり口に入れたりするため、むしろ人間よりも影響を受けるといってもいいかもしれません。

カビが原因で起こる病気にはいろいろな種類がありますが、甘く見ていると重篤化することもあるので、できるだけカビが発生しない環境を作ってあげることが大切です。

マラセチアとは

マラセチアは外耳炎の原因になるカビの一種です。
犬の皮膚や耳の中、口の周りと言った場所に常在しており、普段はなんら悪さをしません。
しかし適した環境になるやいなや、栄養分を取り入れて一気に増殖、その結果外耳炎や皮膚炎を引き起こします。
抵抗力が落ちているときに多く発症しますが、湿気が多くなったときもマラセチアは繁殖しやすくなります。特に気を付けたいのがたれ耳の犬です。
耳が垂れていると耳の中が非常に蒸れやすくなり、マラセチアが繁殖しやすい環境を作ってしまいやすいのです。
また、マラセチアは皮膚にある皮脂を食べて増えるので、元々皮脂の多い犬種も注意が必要です。

マラセチアは強い痒みをだすので、発症すると犬は非常に痒がります。
外耳炎が発症した場合は首のあたりをかいたり、頭をしきりに振ったりといった痒みを訴える行動が目立つようになります。
特徴的な悪臭のある、こげ茶色や黒の耳垢が出るようになるので、愛犬が痒がっているときは一度チェックしてあげるようにしましょう。

マラセチアにかかった場合、抗真菌剤や抗生物質を与えます。
また薬用シャンプーなどでこまめに体を洗い、体を清潔にすることも大切です。

 

白癬症(はくせんしょう)とは

白癬症とは、カビの一種である白癬菌に感染することで起こる病気です。
白癬菌は人間にとっては水虫の原因になることで有名な菌ですが、犬の場合は、顔や耳といった体の柔らかい部分の毛が円形に抜け落ちます。

白癬菌は感染力が高く、既に菌を持っている犬から簡単に感染します。
普通の成犬は発症することが少ないのですが、体の弱い犬や老犬など、免疫が弱っている犬は発症しやすい傾向があります。
また、犬から人間に感染することもあるので、その点でも注意が必要な病気です。

白癬症にかかった場合は、薬剤を塗布したり、治療薬や抗生物質を飲ませます。
薬浴も効果敵です。
症状がひどいと全身の毛を刈ることもあるので、できるだけ早く病院に連れて行くことが大切です。
また、感染してしまった際は、抜け落ちた毛やフケにも菌が付着しているので、一掃しましょう。

クリプトコッカス症とは

クリプトコッカス症とは、クリプトコッカスと呼ばれるカビの一種が原因で発生する病気です。
クリプトコッカスとは空気中や土壌など様々な場所に存在するカビで、それを鼻や口から吸いこむことで感染します。
健康な犬は発症することが少ないですが、やはり免疫力が落ちていると発症しやすくなります。

くしゃみや鼻水と症状が出る他、鼻に潰瘍ができて腫れることがあります。
重篤化すると肺炎を起こし、呼吸困難になることもあり、決して甘く見てはいけない病気です。
目や中枢神経に感染することもあり、そうなると失明や麻痺といったリスクも出てきます。

クリプトコッカス症の治療では、主に抗生剤を使います。
普段から愛犬の健康管理、衛生管理に気を配ることも重要です。

3.オススメの防カビ対策とは


カビを発生させないためには、湿気を減らし、カビのエサになる汚れを掃除で減らす必要があります。
その他にカビ対策グッズを使うという方法もあります。


グッズでおすすめなのがバイオミックスです。
自然界でも浄化を行っている有用微生物で、カビが気になる場所に置いておくだけでカビの臭いが減り、カビ自体を取りやすくしてくれます。
人間や動物にとって有害な物質でないこともポイント。
更にペットの臭いにも効果を発揮してくれる優れものです。

カビが生えるのも防止するのも大切です。
防カビスプレーにもいろいろな種類がありますが、上手く使えばバリアを作り、カビができにくい環境を作りだすことができます。

まとめ

人間でもうんざりしてしまう梅雨の湿気。
犬は毛皮を纏っている分、熱と湿気を溜めてしまい、カビの害を受けやすくなります。
愛犬を守るのは飼い主の役目。梅雨が始まる前から、早めのカビ対策に取りかかりましょう。