旅行やお出かけ!愛犬を預けるときに犬が感じているストレスを知っていますか?

最近では空港や大型ショッピングセンターでもお預かりサービスが増えてきました。
飼い主さんのライフスタイルに合わせて年々需要が高まってきているペットホテル。
しかしペットにとってはストレスの面はどうなのでしょうか?
寂しい思いをさせないために飼い主ができることを解説していきます。

1.他の人に預けたら、捨てられたと思ってしまうってホント?

 

多かれ少なかれ、家ではない場所に預けられると犬はストレスを感じるものです。

普段から飼い主以外の人と交流がない、神経質、人見知りをするなどの特徴がある犬は注意が必要です。
どんなに飼い主が「戻ってくるからね!お留守番しててね」と言っても、犬に事情は伝わりません。
他の家やペットホテルに預けられると、飼い主が自分のところにいつ帰ってくるのかわからずに、非常に不安な気持ちになり、「捨てられた」と思ってしまう子も中にはいます。


犬の習性上、群れで生活するので『だれが群れのリーダーなのか。自分のボスは誰なのか』と、はっきりしていた方が安心できる動物です。
いきなり住む場所が変わったり、信頼している人がいなくなると混乱してしまうこともあります。
中には、ペットホテルに預けてから狂暴になったり、過剰に怯えるようになったりと、正確が変わってしまう子もいるので、注意が必要です。

2.ペットホテル利用時の失敗ケース



Aさんは、海外旅行に行く際に、愛犬を年に数回行くトリミングサロンのペットホテルに預けることにしました。
普段寝ているベットやおもちゃなどを持って行って、ペットホテルでも愛犬が安心できるように配慮しました。
しかし「いってくるね」と飼い主が去っていると、ワンちゃんはごはんも食べず水も飲まず、夜も眠れず、散歩も拒否し、
時間がたつにつれぐったりしていきました。

スタッフさんも心を開いてもらえるように努めましたがまったく効果はなく、打つ手がありませんでした。
結局Aさんが迎えに行った時はボロボロの状態。

それ以降、家に帰ってしばらくたっても、来客にむやみに吠えたり、いきなり暴れて噛みついたりと、性格が変わってしまったといいます。
預けられたことが犬にとって心の傷になってしまった例です。

3.預けても大丈夫なようにしつけよう

 

家族が多くて飼い主がたくさんいるような状態であれば他の家族やペットホテルに預ける必要はありません。
家族の誰か1人がいなくてもいつも一緒に暮らしている他の家族のメンバーがいるので、愛犬が不安になることはありません。
しかしながら、預ける予定はないからといって、そのためのしつけをしなくてもいいわけではありません。
ここではしつけのトレーニングを紹介していきます。 

(1)ハウストレーニング


これは犬をゲージやキャリーバッグなどに入れる訓練です。
その中にいても犬がむやみやたらに騒いだりせずに、落ち着いてその中で過ごせるように練習しましょう。
このトレーニングを成功させるためには、普段から愛犬と一定の距離感を常に保っておくことがポイントです。
普段から膝の上に乗せていたり、ベタベタと接しすぎていると、犬と離れるようなときに犬はとても寂しく感じてしまうのです。
愛犬が可愛いのはわかりますが、距離がいつも近すぎると、飼い主と離れたときに、犬が感じるストレスが極めて大きくなってしまいます。
距離感を意識して接するようになればハウストレーニング以外のしつけもやりやすくなります。

 

(2)社会化トレーニング

社会化とは、『犬たちが、将来出会うことになる、知らない人や、知らない犬、車・自転車、工事現場の騒音など、様々な刺激に慣れること』を指します。

なるべく子犬のうちの生後4~13週のうちに、自宅で家族とだけ接するのではなく、他の家に行ってみたり、散歩でいろいろなところを歩かせて、他の犬と遊ばせましょう。
決まったコースから外れたり、見知らぬ犬や人と出会ったら過敏に反応しますが、徐々に慣れていきます。

犬の幼稚園に通わせるのも有効です。

 4.愛犬にストレスを与えずにペットホテルを利用するには



ペットホテルを利用するにあたり、愛犬に悲しい思いをさせないための心得をご紹介します。


【ステップ1】信頼できる施設を探す

それぞれの施設によっても、サービスや特徴が違ってきます。
ネットで口コミを見たり、お散歩仲間から情報を集めたりして、情報収集をしましょう。

・お散歩は何回あるのか
・ケージタイプか個室タイプか
・夜間は有人か 等。

その他、施設によっては携帯にワンちゃんの写真レポートが送られてきたり、ドッグランが併設されていたりと多種多様な店舗があります。
老犬や持病がある子は、動物病院が併設させているところがいいかもしれませんね。


【ステップ2】まずは短い時間に預けてみよう。

綺麗な施設や好待遇のお店は探せば沢山ありますが、一番大事なのは愛犬との相性です。
どんなに口コミの評価が高くても、愛犬が緊張してしまう空間では意味がありません。

お店の目星がついたら、まずは1~2時間預けて、スタッフさんに懐くか、慣れない場所でも暴れないか様子を見てみましょう。
また、短い時間で帰ってくることで、「きちんと迎えてくるよ」ということを学ばせ、不安を軽減させます。

【ステップ3】一泊のお泊り体験

短い時間のお預かりが大丈夫なようでしたら、今度は1泊させて様子をみます。
お預けの時は、スタッフさんとコミュニケーションをとり、食事や散歩や排泄のことなど「いつもはこう」ということを伝えておくとトラブル回避になります。
また、万が一体調が悪くなったときのために、行きつけの動物病院を共有しておいたり、対処法を確認しておきましょう。

一泊のお泊りが問題なくできたら、ついに長期お泊りに挑戦させましょう。
こうしてステップを踏むことで愛犬もお泊りに徐々に慣れていきます。

まとめ 

犬は他の人に預けられたときに大きな不安を抱く場合があります。
もう自分のところには戻ってこないのではないかと思ったり、捨てられたのではないかと思うからです。
預けられている期間は不安を感じながら過ごします。

預けられた犬がストレスを感じないように、普段からしつけをしたり、信頼できる施設やスタッフさんを探しておきましょう。