ヒーリングミュージックで愛犬をリラックスさせよう!

1.犬ってどれくらい耳が聞こえるの?

人間の何倍も耳がいいと言われている犬ですが、実際にはどれくらいの音まで聞こえているのでしょうか。


まず音の高さについて見てみましょう。音の高さは空気の中を振動する回数である「周波数」という単位で決まります。

人間の場合、聞き取れる高さは20,000Hzくらいが限界ですが、犬はこの3倍、60,000Hzまで聞き取れると言われています。中には超音波すら聞き分けることが出来るという意見もあります。

ただし低い音に関しては、人間とほぼ同じくらいの音までしか聞き取ることができません。犬の聴力の鋭さが分かるのが、「犬笛」というアイテムです。人間には聞こえない、高い周波数を発することで犬をしつける道具です。

次に音の大きさについて。人間と犬とでは聞こえる音の大きさについても違いがあり、犬は人間よりも4倍遠くの距離まで聞くことができると言われています。
ただし騒音が多い現代社会では、この聴覚の鋭さは返って悪影響を及ぼすこともあります。人間が耳障りだな、と感じる程度の音でも、犬にとっては耳を痛める原因になってしまうことがあるのです。

人間よりも高音域の音を聞き分け、小さな音でも聞き取ることが出来る犬。しかしそれだけに雑音を感じやすく、ストレスの原因になってしまうことがあります。

2.音楽で犬のストレス解消ができるの?


犬にはいろいろな苦手な音があります。よく言われるのが雷や花火のような突発的な大きな音です。驚いてパニックになり、走り回って迷子になってしまった、というのはよく聞く話です。

これは裏を返すと、犬にとって心地いい音があるということです。テレビやラジオを聞かせていると安心して眠る、という話からも分かるように、耳に心地いい音であれば、犬のストレスを解消してくれる効果が期待できます。

上手く取り入れることができれば、日々のストレスや留守番中の不安を軽くしてくれるかもしれません。

3.愛犬のための音楽グッズ紹介


最近では犬がリラックスできる音楽や音を集めたCDなど、様々な商品が出ています。では実際に、これらのCDにはどのような音楽や音が収録されているのでしょうか。

かつてクイーンズ大学で、犬の音楽の好みについて研究が行われました。ヘビーメタル、ポピュラー音楽、クラシック音楽をそれぞれ聞かせ、犬の反応を観察したところ、ヘビーメタルを聞いたときには非常に動揺を見せた犬達が、ポピュラー音楽を聞いたときは何も聞いていないときと変わらぬ風に過ごしたといいます。注目すべきはクラシック音楽を聞かせたときで、犬はその場で横になり、穏やかな様子を見せたといいます。これは人間とよく似た反応と言えるでしょう。つまり、人間がリラックスできるイージーリスニングやヒーリングミュージックで、犬も安らぐことができるということです。

自然音も効果があると言われています。スペインのミュージシャン、ポミ・ラミレスが作成したプログラムでは、風の音や水の音、動物の声などの自然音がベースになっています。犬も動物ですから、自然の音を聞くことで自然とのつながりを感じ、癒されることができるのです。ポミ・ラミレスのプログラムは、アメリカのカリスマドッグトレーナーもすすめています。

まとめ

落ち着きがない、いたずらが多いといった犬の行動は、これまで性格や育ち方に理由があると言われていました。しかし最近の研究によって、犬も人間と同じようにストレスを感じるということが分かってきています。落ち着かない、いたずらを繰り返す行動は、内に溜まったストレスを解消しようと取っているのかもしれません。ヒーリングミュージックをうまく生活に取り入れることで、犬も飼い主も落ち着いて穏やかに生活できるようになるかもしれません。

また、ヒーリングミュージックは、それ自体の癒やし効果以外にも、犬を落ち着かせる作用があると言われています。犬は飼い主が思っているより、飼い主のことをしっかり見ています。飼い主が慌ただしく過ごしていると犬も落ち着きをなくし、飼い主がイライラしていると犬も怒りっぽくなります。これはリラックスしているときも同じです。飼い主が落ち着いて安心している姿を見ると、犬も気持ちが落ち着き、穏やかに過ごすことができるのです。

犬と一緒にヒーリングミュージックを聞くと、飼い主も一緒に音楽を聞き、そのリラックス効果を得ることができます。すると犬は飼い主がリラックスしていると感じ、自分も穏やかな気持ちになるのです。ですので、いざ自分だけで留守番ということになっても、飼い主と一緒にリラックスしたときの音楽が流れていると、犬はそのときの気分を思いだし、同じようにゆっくりと過ごすことができます。

実際にヒーリングミュージックのCDを、リラックスタイムの定番として使っている飼い主もいます。上手く取り入れて習慣にすれば、留守番がずっと楽になるかもしれません。