マルチーズ(ワンちゃん)のお風呂の入れ方。

マルチーズのお風呂

犬には水が好きな種類と嫌いな種類がある

水を見ると喜んで飛び込んでいく犬がいますが、これらは鳥猟犬や漁犬に多くみられ、古来から水辺での活動をしてきた犬種では比較的水が好きな傾向があります。 ゴールデンレトリバー等がこれに該当しています。 逆にセントハウンド(嗅覚獣猟犬)やテリア、ダックスフンドや短毛犬、小型犬や短頭種等は水が嫌いな傾向が多く見られます。 マルチーズは小型犬に該当するため、本能的には水が嫌いな傾向ということになりますが、個体によって異なることもあるため、最終的には飼い主さんにしかわからない部分であるということになります。

水が苦手な理由

本能的な部分では水が苦手なマルチーズですが、それ以外の部分では飼い主さん次第で水が苦手になるか決まる部分もあります。 例えば、犬は臭いで自己を主張し、臭いで様々なものを判断する臭いの世界で生きている動物ですが、犬の体をお湯で流すと臭いが消えてしまいます。自分をアピールする臭いが消えてしまうのを基本的に嫌がる傾向があります。 また、お風呂に入るとお湯が目や鼻に入ったりする上、シャンプー中などはほぼ身動きがとれないため、犬にとってはあまりいい気分ではないということになり、このような悪い思い出はしっかり記憶してしまうため、お風呂がますます嫌いになってしまうことになるのです。

お風呂に入れる方法と重要性

重要性

入浴は衛生面や健康のために大変重要なことです。また体臭を落とす効果もあります。

入浴頻度について

おおよそ月1~2回が望ましいとされています。 シャンプーでの洗いすぎは必要以上に皮脂を落としてしまうため逆効果になってしまいます。むしろ皮膚炎の原因になる可能性もあるため注意してください。また、毛のツヤも悪くなってしまうため、くれぐれも洗いすぎには注意してください。

入浴温度

小型犬であるマルチーズの場合は40度前後が望ましいです。 おおよそ小型犬は38~42度程度、中型~大型犬の場合は36度前後を基準に調節しましょう。 ロングコートの場合は熱すぎない程度、スムースコートは温めて下さい。 ただし、そんな厳密に温度を測る必要もなく、上記を基準に「大体このくらいかな?」という程度の温度で特に問題ありません。 また、温度の好き嫌いは個体差があるため、ワンちゃんの反応を見ながら調整してみても良いでしょう。 洗い方はぬるめで水圧低めのシャワーを用い、足先からお尻、体、頭の順番で洗っていき、最後に逆の順番で洗い流していくことが一般的です。 ゆっくり丁寧に洗っていくことが重要になります。 すすぎ残しがないように丁寧に洗い流した後は、ドライヤーでしっかり乾かしてください。

肛門腺絞り

肛門腺とは肛門の左右に対になって存在している臭腺で、袋状になっており、臭いのする分泌物(脂質)が入っています。 肛門腺絞りは定期的にしておかないと炎症の原因になるため、予防の意味も込めてやってあげるようにして下さい。 シャンプーの際にやっておくと比較的ラクにできると思いますので、入浴させる際はついでにやっておくと良いでしょう。 肛門腺絞りのやり方は、まず尻尾を片手で持ち上げて、肛門の左右よりも下部(時計の4時と8時の位置)を空いている方の手を使い、トイレットペーパー等で挟みつつ指で押さえます。 押さえた部分を下から上に押し上げるようなイメージで絞り出してあげます。臭いのする膿みたいなもの(脂質)が出てくると思いますので、それをトイレットペーパーやティッシュペーパーなどで拭き取ります。 最後に肛門の周りを綺麗に拭き取ってあげましょう。 以上が肛門腺絞りのやり方になります。