精神安定にも効果あり!?犬にバナナを与えるメリット5つ

人間にとってバナナは健康に良い食品ですが、犬にも有益な健康食品です。
バナナを与えるメリットや注意点について解説します。

1.犬にバナナをあげるメリット5つ

(1)低カロリーながら栄養満点


・バナナだけで様々な栄養素を摂取できる

・腹持ちがいい

バナナは低カロリーで、体のあらゆる部分を形成するタンパク質が多く含まれた食品です。
すぐに体に吸収されてエネルギーになるブドウ糖に加えて、果糖、ショ糖、デンプンなど、体に吸収される速度が異なる、多くの種類の糖が含まれているので、エネルギーが非常に長く継続します。
ドッグフードの上にトッピングとしてバナナを添えて食べさせておくと腹持ちが良くなるのでおすすめです。

バナナ(100g)に含まれる栄養価の詳細は、以下の通りです。

・エネルギー 86kcal ・水分 754g ・タンパク質 11g ・脂質 02g 

・炭水化物 225g ・カリウム 6mg ・マグネシウム 32mg ・リン 27mg

・鉄 03mg ・亜鉛 02mg ・銅 009mg ・マンガン 026mg

・カロテン 56μ・ビタミンB1 005mg ・ビタミンB2 004mg

・ビタミンB6 038mg ・ビタミンC 16mg ・ビタミンE 05mg ・葉酸 26μg

・パントテン酸 044mg ・水溶性食物繊維 01g ・不溶性食物繊維 11g

なお、86kcalはおよそご飯12杯分に相当しますので、いかに低エネルギーで沢山の栄養素を吸収するかが分かります。

(2)高血圧の予防になる


・高血圧になりがちな老犬に良い

バナナは、ポリフェノールの含有量が多いことで知られています。
増えすぎると体に害になる活性酸素を取り除いてくれる効果があります。

加えて、ポリフェノールは、血中のコレステロールを抑制する効果があり、高血圧対策としても期待できます。

(3)腸内環境をよくしてくれる


・腸内環境を整えて、便通がよくなる
・大腸ガンの予防にもなる

バナナには食物繊維が多く含まれているので、便秘の改善にも役立ちます。
水溶性食物繊維のペクチンと、不溶性食物繊維のセルロースの2種類を含んでおり、ペクチンは便に水分を含ませて柔らかくすることで、またセルロースは便の量を増やし、食事をしてから排泄するまでの時間を短くすることで、便通を改善します。

ペクチンは、便通改善効果以外にも、大腸がんを予防する効果があります。
ペクチンは腸内の食べ物に含まれるコレステロールを体外に排出すると同時に、胆汁酸も同様に排出します。
胆汁酸は、腸内へ分泌された後、吸収されて、もともと生成された場所である肝臓に戻されますが、ペクチンが胆汁酸を体外に排出するため、肝臓が新たに胆汁酸を生成する必要があります。
このとき、肝臓は、悪玉コレステロールを使って胆汁酸を作るので、ペクチンが増えると結果的に悪玉コレステロールが減ることになり、大腸がんを予防できるのです。

(4)免疫力UP


・バナナは免疫を高め、病気になりづらい体にしてくれる。

免疫力を強化するためには、血液の中に含まれている防衛部隊「白血球」を元気にすることが必要です。
バナナは果物の中で白血球の量を増やすこと、白血球を活性化させることの両方でトップクラスの実力を持っているようです。
そして、シュガースポット(黒い点々)が出るくらいまで完熟させると免疫力増強効果は何倍にもなるそうです。

(5)精神安定の効果がある

・バナナを食べることで、幸せホルモン「セロトニン」が増え、精神が安定する。

・分離不安や咬みクセなどの問題行動を起こす犬に、バナナが有効という説がある。

人は脳内物質のセロトニンが不足すると、精神的に不安定になりイライラしたり 睡眠障害を起こしたりします。 
実は犬にも同じことが言えて、犬もセロトニン不足になると情緒不安定になったり、凶暴な性格に変わったり、精神的に落ち着かない状態になります。 
そのため、セロトニンが増えるバナナを食べた犬は心が落ち着き癒されると言われているのです。

2.与える時の注意点

(1)与える量に気をつける


こんなにいい効果があるバナナですが、量が多ければ良いというわけではありません。
糖質も多いため食べ過ぎは肥満を招く可能性があります。
上記の表を参考にして、与えすぎないように注意しましょう。

(2)アレルギーに注意

・バナナのアレルギーを持った犬もいる

・最初は少量から与えて、様子をみましょう


バナナが体質に合わない犬もいます。
最初はほんの少しバナナのかけらをを食べさせてみて、体を痒がったり、目の周りや足の指の間の皮膚に、かぶれや炎症が見られないか観察しましょう。


バナナと同じ成分でアボガドやトマト・キウイなどは同じ分子構造なので、過去にそれらでアレルギーを起こしてしまった犬は諦めた方がよいでしょう。

アレルギーの中毒症状は、痙攣や呼吸困難を起こし、最悪の場合死に至ることもあります。 
最初は慎重に愛犬にアレルギーがないか確かめましょう。 

(3)皮を食べさせないようにする

・バナナの皮は消化によくないため、むいてから与えるようにしましょう。

バナナの皮は消化によくないため、お腹をこわしてしまうこともあります。
皮はむいてから与えましょう。
しかし、まれに皮が好きな犬もいます。
皮を食べてしまった後は、次の日の便の様子をチェックして、消化に異常がないかみてあげましょう。

 (3)こんな病歴がある子は与えないで!



・腎臓病を持っている犬
・心臓病を持っている犬
・過去にストルバイト結晶を治療したことがある。

バナナはカリウムが豊富な食材です。
カリウムは通常腎臓からナトリウムと共に排泄されますが、腎臓の機能が落ちている犬はカリウムが体に溜まりやすくなり、低血圧や不整脈などの心臓疾患の兆候が出てきます。
そのため、
腎臓病や心臓病の犬は要注意です。
一部の利尿剤ではカリウムを体内に残す作用があるため、これらの薬とバナナを併用すると高カリウム血症になる可能性があります。
また、マグネシウムを多く含むため、
膀胱炎の一種であるストルバイト結晶で過去に治療したことがある犬は注意が必要です。

さいごに

いかがでしたか。
バナナにはたくさんのメリットがあるのをお分かりいただけたでしょうか。
市販の犬用おやつは脂質が多く、体臭のもとになってしまったり、添加物の心配もあります。
バナナをおやつに取り入れることで、ダイエットにも健康促進にもなるのでおすすめです。
量とアレルギーに気をつけて、是非試してみてください。