犬の血尿は血液の病気!?マルチーズは特に注意!

1.マルチーズがかかりやすい病気が血尿の原因?!

マルチーズがかかりやすい病気は二重睫毛や眼瞼内反症、膝蓋骨脱臼や低糖症などが挙げられますが、その中でも免疫介在性溶血性貧血が血尿の原因と考えられます。
マルチーズの体内に細菌やウイルスが侵入した際、免疫システムが攻撃し病気にならないように抵抗します。
しかしその免疫システムが自らの赤血球を攻撃してしまい、破壊することによって免疫介在性溶血性貧血が発症してしまうのです。
赤血球が破壊されていき、供給が間に合わなくなることで貧血が引き起こります。
細菌やウイルスによる感染が原因だという説もあり、この病気はまだまだ不明な点が多いという特徴もあります。

症状としては疲れやすくなるためマルチーズの元気がなくなったり、運動をしたがらず散歩を拒む場合もあります。
目や口の粘膜が白っぽくなることもあるため、病気が疑われる際は口の中を確認してみると良いです。
嘔吐や食欲不振がみられ、尿には血液が混ざります。
病名としては貧血なので危険性が低いと間違えられやすいのですが、免疫介在性溶血性貧血は死亡率がかなり高い病気です。
放置していると、どんどん赤血球を破壊して行くため必ず命を落としてしまいます。

特に雌が発症する傾向があり、雌のマルチーズを飼っている飼い主は特に注意が必要です。
予防することが難しい病ですが、血尿が出るので比較的気づきやすいと言えます。
血尿は危険信号であり、早めの治療が大切なので早急に動物病院に受信しましょう。

2.免疫介在性溶血性貧血の治療方法は?

免疫システムが赤血球を破壊していくことを止めるために、ステロイド剤や免疫抑制剤が投与されます。
この治療は自宅で行うことは出来ないため、動物病院に受診します。
この時、症状が軽症であれば2週間程度内科治療を行いながら安静に過ごせば元気に復活することもあります。
しかし注意深く観察する必要があるため入院が勧められます。
症状が重症化してしまっている時は輸血をすることもありますが、輸血をしたことによって、より病状が深刻な事態になることもあるため、主治医である獣医さんとしっかり相談することが必要です。
また、人間のように輸血する血液がすぐに見つかることも少ないというリスクがあります。
免疫抑制剤を投与したとしても、病状によっては全く効果が無い場合もあります。
そういった場合は、薬をどんどん強いものを使うようにしていきます。
更に強い薬を使い続けていくと、マルチーズの体力がどこまで持ってくれるかがポイントとなります。
外科手術が行われることもあり、赤血球の破壊は主に脾臓で行われるため、脾臓を摘出してもらいます。
急性で行ったものは短時間で赤血球の破壊が進められていき、体内の各器官が酸素欠乏状態となり支障が起きるため、酸素吸入が行われることもあります。
また、短時間で死に至ることが考えられるため、早急な処置を必要とします。
急に症状が見られたような場合はいち早く動物病院に向かいましょう。
予防ができないので動物病院での治療に頼るしかありませんが、飼い主が早期発見してあげることがとても大切になるので、日頃からマルチーズの様子をチェックしていたり、変化にすぐに気づいてあげられるように心がけると良いです。

また、犬に玉ねぎや長ネギ、ニラなどを与えると免疫介在性溶血性貧血が引き起こる可能性があるため、与えないように気をつけたり、誤飲しないように置いておく場所に気をつけなければいけません。
玉ねぎや長ネギなどはそのまま与えなくても、味噌汁などに入っていて味噌汁の汁やほかの具を食べただけでも発症してしまう原因となるので気をつけましょう。