とても危険なマルチーズの肺水腫とはどんな病気なの?

肺水腫はどんな病気?

肺水腫とは病名のごとく肺に水が溜まった状態になります。心臓病や肺炎が原因となり引き起こるのです。 症状としては呼吸に異常が起きます。息が荒くなったり、息苦しそうなゼーゼーという呼吸音が目立つようになります。このような症状が見られたら、動物病院で獣医さんに診てもらうと良いでしょう。 放置しておくと進行性があるため、重症化してしまいます。重症になると泡状の鼻水が出たり、舌が紫色になってしまうチアノーゼというものが引き起こります。また、息苦しいと感じると、前足をがに股のような形にして座り、楽に息ができるようにしようとする姿も見られます。 肺水腫は大きく分けて二つの種類に分けられます。一つは僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病が原因で発症する心臓性肺水腫というものです。もう一つは心臓病以外が原因で発症する非心臓性肺水腫です。犬のほとんどのケースは心臓性肺水腫である傾向があります。 肺水腫の原因となる僧帽弁閉鎖不全症はマルチーズをはじめとした小型犬の老犬の発症率が高く、犬の心臓病の約3分の2は僧帽弁閉鎖不全症です。特にマルチーズはこの病気にかかりやすいため、注意深く日々の体調を確認してあげることが大切です。

肺水腫の治療方法は?

肺水腫の治療方法は、肺に溜まっている水を尿として排出させるということが行われます。利尿剤を用いて排尿を促します。急性の場合や重症化している場合には、外科手術により水を排出させることもあります。しかし、肺水腫が重症化している時点で、かなり体力が低下してしまっているため、外科手術は大きなダメージとなります。そのため投薬で治せる早期発見が重要となります。

肺水腫の予防はどうしたら良いの?

肺水腫は原因がほかの病気であるため、肺水腫自体を予防することは不可能と言えます。予防することが出来ないということは、発症したことに早めに気づくしかありません。咳が出たり息苦しそうだったりと、結構気づきやすい症状が見られるため、自己判断で自然に治るだろうと安易な考えを優先せず、動物病院に受診することをおすすめします。 また、早期発見のためには定期検診を受けると良いです。肺水腫になる前の原因の中で、最も多い僧帽弁閉鎖不全症は、目立つ初期症状が現れず、素人には気づきにくい病気なのですが、定期検診をしっかり受けておけば、肺水腫になる前の僧帽弁閉鎖不全症の段階で気づけるきっかけなるでしょう。