「動く宝石」の名前の由来、ヨークシャーテリアの色(カラー)とは

成長につれて色が変化するヨークシャーテリア。
今回は、ヨークシャーテリアの”色(カラー)について紹介します。

「どんな色があるの?」「うちの子は何色?」
そんな飼い主さんたちのために、写真付きでの解説もありますのでぜひご覧ください。
※写真の色味や明るさによっては色の受け取り方は様々です。あくまでも参考としてご覧ください。

1.最大の魅力はその被毛

ヨークシャー・テリアの特徴であり魅力は、その体を覆う毛にあります。
シルキーコートと呼ばれる繊細な被毛は滑らかで光沢があり、その名のとおり絹のような美しさがあります。

この被毛は生涯のうち7回色が変わると言われており、その美しさからヨークシャー・テリアは「動く宝石」と呼ばれているのです。

2.どんな風に色が変わるの?

生涯のうち7回色が変わるヨークシャー・テリアですが、正確に言うと生まれてから1年ほどかけて変わっていくことになります。


生まれてから2~3か月まではブラック&タン(黒い毛の中に黄褐色の毛が混ざっているもの)
と言われ、全身が黒い色、眉毛と口の周り、そして手足の先だけが例外で、ここは濃いタン、つまり茶色をしています。


3~4か月経つと、頭部が黒かった頭部はグレーになり、その後褐色へと変化していきます。
体も少しずつ色が変わり、シルバーのような艶が生まれ、スチールブルー(青みのあるグレー)へと変化していくのです。
また、タンも変化し、ゴールドのような色合いになります。
子どもの頃と変化が終わった後では、全く違った色合いの犬になることも。

どんな色味になるのか、どれくらいの期間で変化が終わるのかは個体差があります。
変化していく愛犬の様子を見守ることも、大きな楽しみになってくれることでしょう。

3.どんな色があるの?

一般社団法人・ジャパンケネルクラブで決められた公認カラーは「ダーク・スチール・ブルー&タン」の1色だけですが、色が変化していく過程や個体によって様々なカラーが見られます。

純粋な犬種には、出来る限りその健全な血統を残していくという意味から、その犬種の理想像を定めた「スタンダード(犬種標準)」という基準があるからです。

この2色の配合にも非常に細かい規定があります。

ダーク・スチール・ブルーは、オクシパット(後頭部)から尾の付け根までなければならず、フォーン(金色がかった色)やブロンズ、ダークの色が混じってはいけないとされています。

タンの色合いも、根元の部分が濃く、毛先に行くに従って明るい色調になるものが美しいとされています。

公認カラーはさておき、一般的にヨークシャーテリアは下記の4パターンとされています。
  1. ブラック×タン
  2. ブラック×ゴールド
  3. スチールブルー×タン
  4. スチールブルー×ゴールド
解説
ブラック
タン 黄褐色
ゴールド 黄色みがかった茶色
スチールブルー 青みを感じる灰色、鋼青色
明るい場合はライトスチールブルー、暗い(濃い)場合はダークスチールブルーとよばれています。

4.他にも色んなカラーがある!

多くはないですが、ゴールドシルバーのような子や、ミニチュアダックスフンドのような「チョコレート」や「チョコレート&タン」といったカラーのヨークシャー・テリアもいます。

これらのカラーは本来の「ダーク・スチール・ブルー&タン」の色素が上手く定着しなかったカラーだと言われており、スタンダードカラーからは外されています。

またこれらの色合いの毛色を持つヨークシャー・テリアは、内臓に疾患を持っていることもあるようです。

ただし、ドッグショーなどに出場する場合などを除いて、ペットとして飼うならスタンダードカラーでないからといって問題になることはありません。
チョコレート色だからといって必ずしも体が弱いということもありません。

世界に1色だけの愛犬と暮らせるのも、大きな魅力の一つでしょう。

5.魅力を引き出すカットについて

ヨークシャーテリアのカラーや、伸び続ける毛を活かして、様々なスタイルが楽しめるのも、ヨークシャーテリアを飼う上での楽しみの1つ。

ドッグショーへ出るような、フルコートと呼ばれるまっすぐ伸ばしたスタイルは、他の犬種にはない圧巻の美しさを持ちますが、ブラッシングなどのお手入れが大変なのも事実です。

そこで、ペット(愛玩犬)として飼う場合は、お手入れがしやすいように短くカットしている人が多いです。
短いカットにもいろいろな種類があり、その犬の可愛らしさを引き出せるよう工夫が凝らされています。

耳を丸くカットしたミッキー風スタイル

耳だけ長く伸ばしたパピヨン風スタイル

バリカンでサッパリ♪前髪はちょんまげリボン

などなど、色んな可愛いスタイルがあります!
同じヨークシャーテリアでも、骨格やカラー、毛の長さや毛質は様々なので、似合うスタイルをトリマーさんへ相談してみるのも良いかもしれませんね。