犬の鼻が乾燥している!こんな時に注意すべきチェックポイント7つ

1.【疑問】犬の鼻が湿っているのはどうして? 


犬の鼻が乾燥しているときは危険信号ということをよく言いますが、そもそも犬の鼻はなぜいつも湿っているのか知っている人は多くないでしょう。犬の鼻がいつも湿っているのは犬が鼻を舐めているからです。自分で濡らしているのです。なぜそのようなことをするのかというと、昔からの習性が犬にそうさせているからです。

犬の鼻を濡らす習性

 

犬は人間に飼育される前から嗅覚を頼りにして生きてきました。獲物を見つけるときにも嗅覚を使いますし、犬同士のコミュニケーションをとるときにも鼻は欠かすことの出来ないものでした。この嗅覚は鼻腔内の嗅覚細胞で感知されるのですが、鼻が湿っているときにはその力がもっとも発揮されます。

そのため、狩りをするときにも天敵から逃れるときにも風向きを容易に知れるように鼻を濡らして嗅覚を常に最高の状態にしていました。その古くからの習性が今の犬にも至っているというわけです。もちろん、鼻腔内の分泌腺や涙腺の分泌液で勝手に鼻が湿らされてもいます。体温が上がるとこうした分泌液が増量しますので、鼻から熱放散させているというわけです。このように、犬の鼻が濡れているのには理由があり、普通のことなのです。

2.鼻が乾く時ってどんな時?

 

犬の鼻が湿っている理由はわかりましたが、それでは鼻が乾いているのはなぜなのか疑問を解決する必要があります。よく言われるように、元気がないからというのは半分正解ですが、半分は不正解です。実は犬が元気な状態であっても鼻が乾いている時もあるのです。

元気で健康なのに鼻が乾いてる時も

犬が元気であっても寝ているときや起きたばかりの時間帯には嗅覚を研ぎ澄ませる必要は全くありませんので、鼻を舐めません。したがって鼻が乾いています。そもそも寝ているときには自分で鼻を舐めることができません。そのため、鼻が乾いているからといって病気ではないかと心配する必要はありません。安心してください。

鼻が乾燥しているのは病気かも?

 

犬が寝ているときやその前後の時間帯以外で鼻が乾いている場合は体調を崩している可能性があります。鼻が乾いている状態から推測できる体調不良の原因は、発熱や腹痛などが考えられます。犬の平熱は人間よりも高く、38℃~39℃です。40℃を超えると発熱している状態となります。また、ごくまれですが、多発性関節炎でも鼻が乾く場合があります。子犬の場合はケンネルコフなどの感染症も考えられます。

また、目や鼻の病気になると鼻涙腺が閉塞することがあります。そうなると分泌液が出なくなりますので、乾きやすくなります。ひどいときには感染症や熱中症などを引き起こしている可能性もあります。ちなみに、犬が脱水しているかどうかを確かめるには、首の皮膚を持ち上げてみることです。戻るのに時間がかかれば脱水状態になっています。心配であれば動物病院に連れて行きましょう。

3.鼻の乾燥病気のチェックポイント

 

鼻の乾燥が病気かどうかのチェックポイントを紹介します。その注意すべきポイントは7つあります。簡単にわかるものは次の4項目です。
  • 「いつもと同じ元気さはあるのか」
  • 「散歩に行くのに嫌がらないか」
  • 「食欲はいつもどおりなのか」
  • 「体の体温がいつもより熱くなっていないか」

これは普段愛犬を見ている飼い主であれば容易にわかることです。残りの3項目はしっかりと見ないといけません
  • 「排尿や排便の回数や色にいつもと違うところはないか」
  • 「嘔吐や下痢などをしていないか」
  • 「鼻水や咳などの呼吸器系の症状は出てないか」

です。これらの7つのチェックポイントのうち1つでも該当すれば動物病院に行ってみるといいでしょう。

4.飼い主さんの体験談まとめ

 

鼻が乾いていた犬を実際に飼っていたことのある飼い主の体験談を集めてみました。

性別:女性

年齢:30

体験:うちが飼っている愛犬もよく鼻が乾いていることがありました。朝起きたときもそうですし、昼や夜もずっと乾いていました。気のせいかなと思っていましたが、母から病気じゃないかと言われて動物病院に初めて行ってみました。すると「この子はアレルギーになってるね」とお医者さんに言われました。原因は食事がダメだったみたいです。でも、お医者さんが勧める食事を与えてみると乾かなくなりましたが、朝起きたときはいつも乾いていました。それで先生に言ってみたら、寝起きの犬は鼻が乾いているものだから問題ないとのことでした。おかげで安心しました。


性別:女性

年齢:40

体験:主人が動物好きなので犬を飼ってみましたが、夫が世話をしていたのは最初だけですぐに犬の世話係は私になりました。犬は子供の頃に飼っていた経験があるので、別段気にすることなく世話をしていました。ある日、主人から鼻が濡れているのが健康の証と言われて愛犬を観察してみると、鼻が乾いていました。主人に相談してみると病気ではないかと言われて病院に連れて行きました。結果はただの風邪でした。犬は体温が上がると鼻が乾燥するからとのことでした。鼻が乾燥していて食欲不振やぐったりした様子をしている時は病気の可能性があります。その場合はすぐに病院に行きましょう。ちなみに、夏の時期はクーラーをつけていると病気でなくても鼻が乾燥しがちになります。はやとちりしないようにしましょう。

まとめ

鼻が濡れているのは犬の昔からの習性です。自分で鼻を舐めています。犬の鼻が湿っているときに最も嗅覚が研ぎ澄まされるので自分で舐めます。もちろん、夏の時期だと鼻腔内の分泌腺や涙腺の分泌液が多くなりますので、それで鼻が濡れていることもあります。そのため、鼻が乾燥しているということは通常の状態ではないということです。

つまり、病気の可能性もあるというわけです。ちなみに、朝起きたときや昼寝から起きてすぐのときは鼻が乾燥しています。これは寝ているときには嗅覚を鋭くする必要がないからです。そもそも寝ているときに自分で鼻を舐められません。

見極めるチェックポイントはおよそ7つあります。いつも愛犬を見ている飼い主であればすぐにわかる項目ばかりです。簡単に病気かそうではないかが判別することができます。7つのチェックポイントのうちに1つでも該当すれば体調不良ということです。是非チェックしてみましょう。