飼い主の心得。信頼できるリーダーになろう。

飼い主は犬との主従関係をはっきりさせることで、安心して行動できるようになります。 そのために必要な心を解説します。


1.犬は元々群れで行動する動物だった

犬の起源はオオカミで、群れをなして生活する習性に特徴がありました。
群れには、当然、リーダーが存在します。
群れの一員として暮らすためには、リーダーに従うことが不可欠になります。
しかし、群れに属することで安心して生活できていたのです。
このようなことから、リーダーには危険な対象から仲間を守るほか、大切なときに指示を出すなど、いろいろな役割が課せられてきます。
また、統制力はもちろん、体力や勇気など、あらゆる条件が求められるのです。

2.人間のペットとなった犬は飼い主をリーダーとみなす

人間と犬との歴史は、7,000年前の縄文時代からといわれています。
犬が人間のペットとして生きるためには、家庭が「群れ」になります。
群れの中にはリーダーが必要で、飼い主の人間がリーダーの役割を担います。
そのためには、飼い主は犬との主従関係をはっきりさせることが大切です。
これは、赤ちゃんなど小さい子どもとの関係も同じです。
人間の持ち物を横取りするなどを制するなど、犬との関わり方には十分注意しましょう。
犬にやさしく接することは必要ですが、甘やかすこととは別です。
リーダーは、いつ、どんな場面でも頼りになる存在でありたいものです。
犬を家に迎えたら、遊びやスキンシップを通じて、きちんとしつけをしていきましょう。
ダメな行動をしたときは、きちんと叱ることも大切です。
そのとき、決まった言葉や対応が必要なのはいうまでもありません。
なお、犬をしつけるときは低くしっかりした口調で行い、命令は一度だけにすることもポイントになります。

3.犬のしつけでは、飼い主が主導権を握るのがコツ

犬をしつけるときは、どんな場面でも飼い主が主導権を握ることが大切です。
食事の時間が重なるときは、人間の食事が済んでから犬の食事を用意しましょう。
犬の食事を優先したり、人間の食事中に食べ物を分け与えたりすることも厳禁です。
食器は食事が終わると速やかに下げるように心掛けましょう。
散歩に行くときは、飼い主の前を歩かせないことはもちろん、犬が行きたい方向に付いていくのも避ける必要がでてきます。
家や車の中に入るときは人間優先になります。
犬が廊下などで寝ていて通れないときは、隅を通ったり犬をまたいだりするのはよくありません。犬をどかしてから通るようにしましょう。

4.気を付けて!犬の前でネガティブ行動をするとこんな結果に

犬を飼うとき、リーダーである飼い主は絶対的存在であることが求められます。
そのため、犬の前で優柔不断な態度を取ると、リーダーとしての資質が疑われることを知っておきましょう。
もし、飼い主が頼りないと悟ると、犬は自分が飼い主より上だと考えます。
そして、指示に従わない仲間(人間)には、吠えたり、噛みついたりするなどの行動がみられるのです。
また、名前を呼んでも無視する、散歩のときに犬がリードを引っ張って歩くなどの行動がみられたら、主従関係が逆転している可能性が高くなります。