市販のドッグフードで犬の精子が減ってしまう可能性が?!

1.市販のドッグフードが原因で犬の精子が激減するってホント?


最近発表された大学の研究結果によると、市販のドッグフードを26年間食べ続けた犬の精子の質が低下していることがわかっています。また、健康に悪影響を与える環境ホルモンが研究対象の犬の精子や睾丸だけでなく、市販されているドッグフードからも検出され多くの波紋が広がっています。

2.調査の内容と結果をみてみよう


ラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバー、ボーダーコリーといった中型犬から大型犬5犬種を対象にしその中で市販のドッグフードを食べている数千頭を調査した結果、毎年25%から12%ずつ精子の減少が見られたとの調査結果があがっています。その調査結果から市販のドッグフードを食べ続けると着実に精子の数が減っていくという結論が出されています。また、市販のドッグフードを食べ続けた親から生まれた子犬が高い確率で停留精巣(睾丸の中に精子が入っていない状態)という病気になることもわかっています。

調査対象となった精子からはフタル酸ビスやポリ塩化ビスフェノール153などの環境ホルモンがかなりの高濃度で検出されています。この環境ホルモンは、動物の体内に取り込まれた場合に正常なホルモンに悪影響を与えるといわれている物質のことで生殖機能や体への様々なトラブルを引き起こします。このような環境ホルモンは種類に関係なく市販のドッグフードすべてから検出されています。

研究チームのリーダーが語った研究成果のポイントとは?

生殖能力の低下が確認されたのは前代未聞だということをまず始めに取り上げています。また、研究結果で出た結論として環境汚染によるものではないかという問題を提示。体に悪影響を及ぼす環境ホルモンとドッグフード汚染の関連性はいまだつかめていないという事実や、この研究結果は犬だけではなく人間にも原因があり大きな環境問題としてこれから先取り組んでいかなければいけないということを語っています。

市販ペットフードは安全なの?

最近ではアメリカで市販のドッグフードが原因の犬の死亡事件も起きています。死亡には至らないまでも、これまでにも様々な問題を引き起こしてきたドッグフードの安全性を問う声は近年増え続けています。ドッグフードの製造過程や原材料など問題視されている点も多く、今の時点ではきっぱり安全と言い切るのは難しいといえます。

3.何をどこまで信じたらいい?


ドッグフードが問題視されている理由はたくさんあります。大きな問題としてドッグフードに使用されている原材料や添加物の種類といった成分表示すべてが信用できないということがあげられます。基準が甘すぎるためです。成分表示が信用できなければ、どの部位の肉を使っているのか健康的な動物の肉をきちんと使用しているのかといった不安要素もいくつかでてきます。

また、犬でも人間でも取りすぎると害になってしまう油脂の質や防腐剤の使用の有無など疑問点は絶えることがありません。安すぎるドッグフードの成分も大きな問題のひとつです。ドッグフードのパッケージをそのまま鵜呑みに出来ないのが飼い主にとって非常に深刻な問題となっています。

ペットフード安全法があるから大丈夫なの?

日本では添加物表示の義務付けが法律で決められています。しかし、製造に使用した添加物のみの表示が義務付けられているだけで、原材料に含まれる添加物は記載の義務がないため原材料を明確に知ることは難しく曖昧です。また、原材料を海外から輸入した場合でも最終加工場所が日本であれば国産と表示できることも不安要素のひとつ。他にも販売用ペットフードを開封し量り売りをする小売店では異物混入の恐れがあるなど、ペットフード安全法にもいくつかの不安要素が残ってしまうのが事実です。

ドッグフードは雑貨扱いって知ってた?

ドッグフードは食品衛生法の適用外で雑貨扱いになります。そのため、人間の食品では許可されない添加物でもドッグフードに使用できたり、量によっては表示されない添加物もあるため無添加表示でも実際は無添加でない場合が多いのです。

おやつやおもちゃにも気を付けよう


おやつやおもちゃももちろん雑貨扱いです。アメリカの調査では国内で販売されているおもちゃから毒性が検出されたという結果が出ています。これはアメリカだけの問題ではなく日本でもありうる問題なので非常に深刻です。ドッグフード同様、おやつやおもちゃにも危険がたくさん潜んでいるという事実が浮き彫りになりました。