愛犬が長生きするために気をつけたいドッグフード選び

 1.健康寿命について知ろう

健康寿命ってなに?

人間の平均寿命が延びていることはもはや常識ですが、実は犬の寿命も延びていることが分かっています。30年ほど前、犬の寿命は7年ほどでしたが、現在では1215歳くらいまで生きることが当たり前になっています。犬の寿命が延びている理由には、栄養バランスの取れたドッグフードや、動物に対する医療技術の進歩などが挙げられます。


飼い主としても、愛犬にはいつまでも長生きしてほしいもの。そこで気を付けたいのが「健康寿命」です。健康寿命とは健康上の問題がない状態で生活を送ることができる期間のことをいいます。長生きしていると、さまざまな健康トラブルが起こるのは犬も人間も同じです。肥満からくる生活習慣病や、認知症、寝たきり状態などになってしまうと、犬も飼い主もいろいろな苦労を背負うことになります。

健康な状態で長生きをしてほしいなら、やはり日頃からしっかりとした健康管理が必要になります。

2.犬も肥満になる

犬も人間と同様肥満になります。フードの食べ過ぎや運動不足によって体内に脂肪が溜まりすぎると、肥満状態に陥ってしまうのです。

肥満になると様々な健康トラブルが現れます。まず体が重くなるので、関節や筋肉に余計な負担がかかるようになります。その結果関節や靭帯といった部分を痛めやすくなり、捻挫を起こしやすくなったり、椎間板ヘルニアや関節炎といった症状を引き起こしやすくなります。心臓の負担も大きくなる上、首回りに脂肪が付くと気道が圧迫されて呼吸がしにくくなることもあるのです。

肥満を防ぐにはまず食事を見直す必要があります。犬は基本的に出されたものは全て食べるので、飼い主が適量を守る必要があります。また食事以外のおやつを闇雲に与えないようにすることも必要です。

運動も肥満を防ぐ上で重要な要素です。最近は室内飼いの犬も多くなっており、運動不足が心配されています。運動不足は肥満を招くと同時にストレスを溜める原因にもなるので注意が必要です。きちんと散歩に連れて行ってあげてください。

既に肥満になってしまい、関節への負担が心配だという場合は、犬用フィットネスクラブの利用がおすすめです。特にドッグプールは、水の浮力を利用しながら運動ができるので、体の重い肥満の犬や、関節が弱いっている老犬、手術を受けた後のリハビリにも活用することができます。

 

3.デンタルケアで健康を手に入れる

犬は人間と比べると虫歯になりにくいと言われています。唾液がアルカリ性なので虫歯菌が繁殖しにくく、歯の形も奥歯以外は尖っているので虫歯菌が溜まりにくいのです。
しかし唾液がアルカリ性であるが故に、歯石が付きやすいという弱点があります。歯石は溜まると虫歯菌が繁殖しやすくなり、歯肉炎や歯周病になってしまいます。特に歯周病は骨を溶かしたり、全身性の病気に発展する可能性も示唆されている症状です。それを避けるためにも、デンタルケアは重要になります。

とはいえ、犬は人間のように大人しく歯を磨かせてくれません。犬は口の周りを触られるのが苦手なので、例え飼い主であってもいきなりは難しいでしょう。日々のスキンシップの中で少しずつ口に触られることに慣れさせるのが大切です。


デンタルケアのグッズには、歯ブラシ以外にもデンタルガムやペーストタイプのものなど様々な種類があります。愛犬に合ったものを是非探してみてください。

 

4.まめな定期検診で病気を予防する

健康寿命を延ばすには、定期的な健康診断が必要不可欠です。犬は当然喋れないので、自分の不調を飼い主に伝えることができません。隠れている病気を見つけるという意味でも、定期検診は必要なことなのです。

若いときは年1回、7歳を超えたら年2回の健康診断をおすすめします。病気は早く見つけた方が治療は簡単です。子犬の頃からの習慣にしてください。

予防接種も大切です。狂犬病ワクチンの年1回接種は法律で義務として定められているので当然として、その他のワクチンも必要に応じて受けるようにしましょう。ワクチンは愛犬を病気から守る上で必要なものです。

どれくらいの頻度で受けるかは、飼い主がかかりつけの獣医と相談して決めることになります。例えば一昔前まで、混合ワクチンは年1回受けるのが普通でした。しかし最近では、3年程度は効果が持続するので3年に1回程度でもいいという意見も出ています。

また、ワクチンは副作用が出る可能性があることも忘れてはいけません。ワクチン接種後は安静に過ごし、お散歩も控えめにするようにします。病気を予防しようとして体調を崩さないように注意が必要です。

まとめ

愛犬の健康を守るには、飼い主が普段から気を配ってあげることが大切です。食欲に変化はないか、うんちに異常はないか確認し、スキンシップの際はしこりや怪我ないかチェックしてあげましょう。

毎日接している飼い主だからこそ、ちょっとした異常に気付けるのです。愛犬が健康で長生きできるように、まずは自らがホームドクターになりましょう。