トイプードルも脳腫瘍になる?症状・原因・予防・対策をご紹介

脳腫瘍は人間だけの病気ではありません。 一緒に生活をしているトイプードルを脳腫瘍から守るためにはその病気を知らなければなりません。 今回は、脳腫瘍の症状・原因・予防・対策についてご説明していきます。

1、脳腫瘍(のうしゅよう)はどんな症状?

犬も人も脳は体の機能を司る大切な部分です。何の病気でもそうですが早期発見が大切です。 しかし犬の脳腫瘍は症状がわかりにくく飼い主が気づかないこともあります。 脳腫瘍はできる場所によって様々な症状が出ます。では、どのような変化がでるのでしょうか?

(1)性格の変化

脳腫瘍によって 性格の変化が現れたりします。 おとなしい性格から気性が荒くなったり、好奇心が旺盛だったのが反応を示さなくなったりと今までの性格と違ってきたりします。 何の原因もなく性格が変わるった場合には注意が必要です。

(2)顔の変化

顔の片側、両側の筋肉が下がったように見えたり、頭蓋骨(頭のてっぺんの骨)が飛び出しているよう見えたりします。顔回りの変化は、飼い主さんにとって一番わかりやすい変化と言えるのではないでしょうか?

(3)違和感のある動き

目も症状が表れます。目は脳からの信号がたくさん送られてくる部分なので、脳に障害を受ける脳腫瘍は目に症状が出ることが多いです。 失明したり、顔はまっすぐ向いているのに目が左右や斜めに動いてしまったり、じっとしているのに目だけが動いてしまうなどの症状が出たりします。
また脳の障害で平衡感覚も失われてきます。斜徑といい 体はまっすぐなのに、首だけ傾げたようになる症状が出たりします。 運動系統の部分に障害が起きると散歩中など足がふらついたり、まっすぐ歩けなかったりします。 また走ろうとしてそのまま倒れたり、倒れたまま走ろうとしたりします。 これらの症状が表れたら注意が必要です。

(4)痙攣(けいれん)や発作

脳腫瘍によって痙攣や発作が発生することがあります。

2、脳腫瘍になる原因は?

犬の脳腫瘍はこれだという明確な原因はありません。腫瘍が転移して脳にできることもあります。 これは悪性黒色腫瘍や 悪性リンパ腫、血管肉腫 や 乳腺癌 などが脳に移転したりします。 原発性脳腫瘍は 脳の細胞が腫瘍化してできたことを言います。 続発性脳腫瘍などは腫瘍が脳の近くに浸潤してできるものを言います。 このように原因と言われるものはいろいろあり断定することはできません。また、脳腫瘍の判断はとても難しく、どの部分に腫瘍があるかを判断するためにはMRI検査や脳脊髄液検査などを行う必要があります。これらの検査はどこの動物病院でもできるわけではありません。

比較的、7歳以上のシニア犬が多く発症している傾向にあります。また、短頭犬(頭よりもマズルが短いわんちゃんです)の方が発生率が高いとも言われています。


3、治療にはどんな方法がある?

脳腫瘍は難しい病気なので特効薬はないのが現状です。 しかし、症状を抑えたり病気の進行を遅くする治療ができます。

(1)薬

化学的療法による薬剤を投与することで、てんかんや麻痺などの症状を抗炎症薬で緩和したりします。

(2)放射線治療

脳の深いところにある脳腫瘍に放射線をあてることで、腫瘍が大きくなるのを遅らせることができます。 しかし、副作用に吐き気など起こしたりしますし、 放射線治療では完治するのが難しいでしょう。 脳腫瘍は難しい病気なので獣医師と治療法を相談し根気よく治療していきましょう。

(3)手術は難しい?

外科的治療は腫瘍ができた部位によっては手術が難しく、 手術で脳腫瘍を完治させるのは難しいです。

4、脳腫瘍の予防法はあるのか?

現在、予防法はありませんので普段の生活から愛犬をしっかり見ていくことが大切になります。 早期発見が何よりも重要なので愛犬の表情や仕草行動などを見て守ってあげましょう。

まとめ

トイプードルをはじめ、わんちゃん達は言葉を話すことが出来ません。体に不調があってもそれを伝える事が出来ないので、日頃からしっかりと愛犬とコミュニケーションをとり、異変には少しでも早く気づくことが大切です。いつもと違うと感じたときは、かかりつけの獣医さんに相談しましょう。また、人間と違うので保険は聞きません。意外にも高額な医療費が発生します!トイプードルがしっかりと治療に専念できるようにペット保険への加入もおすすめします。