トイプードルが鼻水を出している!これって病気のサイン?

トイプードルの鼻水は、体調を見極めるための役割を果たしてくれます。
犬の鼻は健康バロメーターです。
鼻水の状態によっては病気になってしまっている可能性もあります。
考えられる病気や予防法について理解を深めておくと良いでしょう

1.こんな鼻水には注意!



鼻水やくしゃみなどの症状は、人間であれば「風邪かな?」という程度で済みます。
しかし、犬に同じような症状が見られた場合は、風邪では済まない可能性もああります。
健康な犬の場合、たとえ鼻水が出たとしても、水のようなサラサラとした鼻水が出ます。
一次的なものや生理現象なので心配することはありません。

しかし、以下のような症状だった場合は要注意です。
ティッシュで愛犬の鼻水をふき取り、状態を観察してみましょう。

  • 鼻水が1週間以上続いている
  • 鼻水の色が黄色や緑っぽい。
  • どろっとしている。
  • くしゃみや咳などの症状もでている。
  • 鼻水に血が混じっている。


2.鼻水が出ていた場合、どんな病気の可能性がある?



トイプードルが鼻水を出していた場合、潜んでいる病気は主に7つあります。

(1)鼻炎

1つ目は、鼻炎です。
鼻の粘膜が炎症を起こしています。
鼻水とともにくしゃみや目やになどの症状も見られるでしょう。
ウイルスや細菌の侵入が原因とされています。

(2)副鼻腔炎

2つ目は、副鼻腔炎です。
鼻の粘膜の炎症が悪化し、鼻腔内に広がります。
鼻水やくしゃみと共に呼吸困難に陥ることもあります。
鼻炎がひどくなる前に治療することが大切です。

(3)クリプトコッカス症

3つ目は、クリプトコッカス症です。
クリプトコッカスというカビによる病気で、くしゃみや鼻水の他に、鼻腔内に腫瘍が出来てしまうことがあります。
ほかの病気によって免疫力が低下している場合に発症しやすいとされています。

(4)犬ジステンパーウイルス感染症

4つ目は、犬ジステンパーウイルス感染症です。
感染すると鼻水の他に、くしゃみや発熱、目やになどが見られます。
悪化すると、嘔吐したり食欲不振に陥ってしまうでしょう。
咳や下痢、痙攣などの症状も表れます。

(5)肺水腫(はいすいしゅ)

5つ目には、肺水腫があげられます。
気管支炎や、心臓の異常、肺炎などが原因で、肺に水が溜まってしまいます。
症状としては鼻水と共に咳が出たり、呼吸困難に陥ります。

(6)犬伝染性肝炎(いぬでんせんせいかんえん

6つ目は、犬伝染性肝炎です。
アデノウイルス1型というウイルスの感染が原因で、発症すると嘔吐や下痢、発熱などが見られます。
下痢の症状が悪化してしまい、最悪の場合死に至ることもあるので注意が必要です。
満1歳未満の子犬が感染してしまうと、死亡するケースが多くあります。

(7)歯が原因の「上顎歯瘻(じょうがくしろう)」

高齢犬で、片方の鼻から黄緑っぽい鼻水がでてくる場合、歯が原因であることが多いです。
歯周病で上顎の犬歯の奥にある大きな歯の根本が炎症すると、目の下あたりに穴が開いて膿が出てきます。
炎症しているのが犬歯の根本だと、鼻の中に膿が抜けるためドロッとした鼻水が出てきます。
両側の歯が一気に腐ることはまずないので、鼻水が垂れてくるのは片側です。
歯周病が原因で来院する犬は、飼い主のお手入れの習慣ができていないので、病院で歯石を除去しても、半年ぐらいでまたトラブルを起こすことが多いとです。
トイプードルは歯周病になりやすいので特に注意が必要です。

3.動物病院に行ったら伝えること


 

動物病院に愛犬を連れて行く際に、獣医師さんに伝えた方がよりよい判断を下せる3つの項目は以下の通りです。
家族の中でもっとも愛犬に触れる時間が長い人に、この項目を聞いてから行くといいでしょう。

  • 鼻水の状態(色と粘度)
  • 鼻水が出てるのは片側か、両側か
  • どんな状況で出るか(家の中か外か、季節性はあるのか)

 

4.病気にならないためにどんな対策をとるべき?


トイプードルに限らず、犬の突発的な怪我は、未然に防ぐことが難しいものです。
しかし、病気は予防することが出来るのです。

(1)予防接種をしっかり受ける

予防策として一番にあげられるのが、予防接種です。
病気になってしまった時に重症化しないようにと、予防接種が義務付けられています。
人間と同じように、犬にも予防接種があり、受けておくことで病気にかかる可能性を低くしてくれます。
また、もし感染してしまった時も重症化を防げるので、最悪の場合死に至るような病気でも治療して治すことが出来るでしょう。

(2)刺激の強いものから遠ざける

犬は嗅覚がするどいので、芳香剤やたばこの煙は鼻の粘膜によくありません。
自宅に芳香剤を置くならば、犬があまり近寄らない場所に置きましょう。
犬に害がない植物由来のアロマに変えてみるのもいいですね。
また、タバコは犬の近くで吸わないようにしてください。室内で吸わないようにすると、尚更良いでしょう。

(3)歯磨きを習慣化する

病気に感染しないためにも、口内を清潔に保つようにすることも大切です。
口内の汚れが歯周病となり、細菌による病気の元となるため、歯磨きケアをしましょう。
子犬のうちから、しつけとともに歯磨きを始めることで、成犬になってからも嫌がらずに歯磨きをしてあげられます。

まとめ

いかがでしたか。
鼻水にも健康に問題ないものと、病気のサインであるものがあるのがお分かりいただけたでしょうか。
犬はすぐに鼻水をペロッとなめてしまうので、病気のサインを飼い主が見過ごしてしまうことも多いです。
日頃からスキンシプをとり、観察してあげましょう。