マルチーズのチェックすべき8つのお手入れポイント

マルチーズは純白の真っ白な被毛がチャームポイント。
その美しさを保つためにも、各所のお手入れを習慣にしましょう。
定期的にお手入れをすることで、愛犬のちょっとした変化に気づきやすく、健康管理にもつながります。

1.マルチーズの被毛

・抜け毛が少ない
・切らないと、被毛が伸び続ける
・絹のような細い毛が特徴
・毛玉になりやすい
・真っ白な純白の毛がよしとされる

マルチーズは、一見すると抜け毛が多そうに見えますが、実は比較的抜け毛が少ない犬種です。

その理由は下毛のない、1層からなるシングルコートという毛質のためです。
季節による生え変わりがなく、体臭もほとんどありません。
ただしどこまでも伸び続ける毛質のため、長く伸ばすのにしたがって毛玉はできやすくなります。

マルチーズの毛色は「白」のみとされており、その他の色は認められていません。
淡いタンや、レモン色のカラーが出る事は仕方のない事だとはされていますが、出ないに越したことはありません。

2.マルチーズのお手入れチェック項目


大事な愛犬だからこそずっと美しい見た目でいて欲しい。
そう思うのは自然なことだと思います。
美しい毛をいつまでも長く保っていくために、お手入れの方法を知っていくことが重要です。


それでは、ひとつずつの対処法をみていきましょう。

(1)被毛が汚れていたり、黄ばんでいたりする→シャンプー


・シャンプーを定期的に。

・夏場は2~3週間に1回、それ以外の季節は1ヶ月に1回のシャンプーを。

人間のように毎日シャンプーする必要はありませんが、ワンちゃんも季節に合わせた頻度のシャンプーが必要です。
シャンプーの前は必ずブラッシングをして、毛玉やもつれをとりましょう。
シャワーのお湯を36~38度に温度に設定し、シャワーヘッドを愛犬の皮膚から離さないようにあて、体全体を濡らしていきます。
  1. おしり
  2. 後肢
  3. 背中
  4. 前肢
上記の順に濡らし、丁寧に洗っていきます。
洗い終わったら、自然乾燥にせずにドライヤーを使ってしっかりと乾かしてあげます。
生乾きは最近の繁殖や、皮膚炎のもとになってしまう原因になるので、気をつけてください。

シャンプーの詳しい手順やコツはこちらの記事をご覧ください。
愛犬のマルチーズを自宅でシャンプーしてあげよう!

マルチーズ用に白さを際立てるシャンプーが売っているので、黄ばみが気になる飼い主さんはそういったものを使ってみるのもいいかもしれませんね。
プロも使っている!マルチーズにおすすめのシャンプー5選

(2)被毛に、もつれや毛玉がある→ブラッシング



・毛玉やもつれができるのはブラッシングが足りないから。

・毎日ブラッシングしてあげましょう。

・雨の日のお散歩などの濡れた後は念入りに。

・服を着たあとや、毛布にネタあとなど静電気ができやすい時もしっかりとかす。

ブラッシングはお手入れの基本です。
特にマルチーズのような細く絹のような繊細さのある毛の場合、より日常的なブラッシングが重要になってきます。

やり方は、スリッカーブラシを自分の手の甲に当てても痛くないくらいの強さで、あてます。
毛の表面のほうからポンポンと細かくたたくようにとかしていきます。
毛をかきわけ、毛先→根本のほうまでやりましょう。
一度に広範囲をやるのではなく、細かい範囲を決めてブラッシングしていきます。

毛玉やもつれが見つかったら、無理に引っ張らずに、指でさいて、ブラシを小刻み動かし、少しずつ解いていきます。
スリッカーブラシで大きな毛玉がとれたら、今度はコームでとかし、さらに小さい毛玉やもつれをなくします。
コームの細かい目の方がなめらかに通るようになるまでブラッシングします。

これを各部分ごとに繰り返していきます。
顔まわりはコームだけで大丈夫です。

詳しくはこちらをご覧ください。
おうちでマルチーズのブラッシングをしよう!きれいにとかすコツ

(3)耳の中が汚れている。悪臭がする→耳掃除


・奥まで掃除しない。自宅での耳掃除は手前の部分だけにとどめておく。

・耳掃除の基本は、クリーナーで耳垢を浮かせ、軽くふきとる。

・耳垢がドロッとしていたり、悪臭がする場合は病気の可能性があるため、動物病院の受診を。

週に1回は耳の中をチェックし、耳垢がたまっていないかの点検をしてあげましょう。
また、綿棒を使った耳の奥の掃除は、傷つけてしまい逆に外耳炎の原因になりかねません。
コットン(カット綿)を使用しましょう。

<用意するもの>
・イヤークリーナー
・コットン(カット綿)

【手前部分の掃除】
コットン(カット綿)に、イヤークリーナーをつけます。
愛犬の耳垢が気になる部分にかるく押し当て、2~3分ふやかしたら優しく拭きとります。

【安全な耳の中の掃除】
愛犬の耳の中にイヤークリーナーを注入します。
耳を左右にブルブルと振ってくれるでしょう。
耳の汚れが手前まで出てくるので、それをコットン(カット綿)で拭き取ります。

(4)歯石がたまっている。口臭がある。→歯磨き




・3日に1回、少なくとも1週間に1回は歯磨きを。

・歯磨きが慣れていない子は、まずはガーゼで磨いてみましょう。

【ステップ1】口の中に手を入れられる訓練

いきなり口に手をいれずに、口の周りに触られることに慣れさせます。
愛犬を膝の上に乗せ、仰向けにさせます。
その状態で、口の周りを触り、少し我慢できたらご褒美をあげます。
口の中に指を入れるのに3カ月かかる子もいますが、その子のペースに合わせて練習させます。

【ステップ2】ガーゼで歯磨き
愛犬が口を触られるのに慣れてきたら、いよいよ歯を磨いてみましょう。
ブラシよりもガーゼの方が、飼い主さんの指の感触が感じられるため、犬も受け入れやすいです。

  1. 指に歯磨きシートやガーゼを巻きます。ぬるま湯か水をたくさんつけるのがポイントです。
    愛犬に引っ張られても抜けないようにしっかり巻きましょう。
  2. 片手で鼻口部をつかみながら、反対の手で歯と歯茎をマッサージするように前歯から奥歯を磨いていきます。
この時にシートやガーゼが緩むと口に違和感が出るので緩んだら巻き直すと良いでしょう。

【ステップ3】棒状の場ブラシで磨く

飼い主さんの指に密着していたシートやガーゼの時とは違い、硬い歯ブラシを口に入れると途端に嫌がる犬が多いです。
しかし棒状の歯ブラシが最も歯石が落ちやすいため、最終的には奥歯までブラシで磨けることを目指しましょう。

  1. 歯ブラシに対する恐怖心を和らげるために、匂いを嗅いでもらったり、かじってもらったりと歯ブラシ本体に慣れさせていく事から始めましょう。
  2. いきなり磨かずに、歯ブラシを口に入れてみるところからはじめます。
    我慢できたらその都度、おやつをあげて褒めます。
  3. 歯ブラシを濡らすか、犬用の歯磨きジェルなどを付けて、磨きやすい前歯の外側から磨いていきます。
  4. 前歯の歯磨きができたら、少しずつ奥の方へ範囲を広げていきます。
  5. 奥歯まで磨けるようになったら、歯の裏側に挑戦しましょう。

歯ブラシに好きなおやつの匂いや、缶詰の汁をつけて、根気よく行っていきます。
磨いている最中にあまりにも嫌がるようでしたら無理に続けずに「今日は前歯だけ」とか「今日は奥歯だけ」など最初は部分磨きでも構いませんので少しずつ慣れさせていくのも方法のひとつです。

こちらの記事も併せてチェックしてみてください。
歯みがきが苦手な愛犬には、液体歯みがきで時間短縮!

犬のための無麻酔歯石除去のメリット・デメリットを徹底解説!

(5)肛門まわりの毛が伸びている。汚れている→お尻のお手入れ




・愛犬のお尻の毛がうんちやおしっこで汚れるようになる前に、バリカンで常に短くしてあげましょう。


愛犬のお尻周りの毛のカットをすることで、うんちやおしっこが毛につかず清潔に保つことができます。
肛門まわりの毛のカットはバリカンを使用します。
下の図のように歯と愛犬の肌を垂直にしないように気をつけましょう。

【ステップ①】お尻の周りの毛をブラッシングして毛玉をといておく
毛玉やもつれがある状態でバリカンを入れてしまうと、愛犬が痛い思いをするだけではなく、皮膚炎の原因になることもあります。
しっかりとブラッシングして、事前にもつれをといておきましょう。

【ステップ②】作業中に座らないように保定する

バリカンを使っている時に愛犬が座ってしまうと、ケガの原因になります。
必ずお腹の下に手を添えて保定してあげましょう。
ひとりでやるのが難しい場合は、誰かに手伝ってもらいましょう。

【ステップ③】肛門周りの毛を刈る

しっぽを持ちあげ、肛門を傷つけないように、内側から外側に刈っていきます。
バリカンは少しの力で切れるので、刃を強く押しあてないようにしましょう。
バリカンの角を使うと刈りやすいですよ。

マルチーズの部分ごとのカットの仕方はこちらをご覧ください。
部分ごとなら、できるかも!マルチーズを自宅でセルフカットしよう。

(6)歩くときに爪がカチカチ音がする→爪切り



・爪を伸ばしすぎると、神経も一緒に伸びてしまい、切る時に愛犬に痛い思いをさせてしまう。

・散歩の頻度や距離によって、爪切りのタイミングは違ってくる。

・目安としては、2週間に1回。

愛犬がフローリングを歩くときに、爪があたるカチカチという音がしたら、それは伸びすぎのサインですので、その前に切ってあげましょう。
爪が伸びすぎてしまうと、抱っこをした時に飼い主も痛い思いをしてしまいますし、愛犬が毛づくろいをした時にケガをしてしまう可能性があります。
また、爪と一緒に神経も伸びてしまうため、着る時に出血をともなったり、痛い思いをさせてしまいます。

<用意するもの>
・犬用爪切り
・やすり
・止血剤

<手順>

  1. 犬用の爪切りと、ヤスリ、もしもの時のために止血剤を用意します。
  2. すぐに切らずに、まずは姿勢に慣れさせます。犬を小脇に挟む感じに抱っこし、肘から下の腕を胸元に当てて体を支えて、手は犬の前足を握ります。この状態で落ち着くまで待ちます。
  3. じっとできるようになったら、この状態で、肉球を軽く押して、指を広げれば切りやすい状態にします。
    一気に切らず、まずは先の方を切ります。
  4. 爪の断面が角ばらないように、上の図のように3回に分けて切ります。
  5. ヤスリをかけて角を丸くなるようにならします。
  6. 最後に地面と接してない部分、人間でいう足首のところにある爪も切るのを忘れずに。
マルチーズの爪切りの詳しいポイントやコツは、こちらをご覧ください。
これでマルチーズの爪切りはバッチリ!自宅での爪切りのやり方

(7)目ヤニがついている。目の周りが赤い→目のお手入れ


・赤くなってしまう涙やけは、目ヤニや涙をこまめにふき取り、清潔にしてあげることが予防になる。

・涙が過剰に分泌され、目の周りでバクテリアが繁殖する等の理由で、赤茶色に変色してしまう。

・涙やけの根本的改善は、動物病院で獣医さんに相談し、適切な治療をしてもらうのがベスト。

マルチーズの飼い主さまの永遠の課題である涙やけ。
赤くなってしまうのは、フードが原因かもしれませんし、流涙症という病気かもしません。
はたまた目の周りの毛が眼球に接してしまい、涙を過剰に分泌しているのかもしれません。
いづれにせよ根本的な改善のためには、動物病院で診てもらうのが一番ですが、まずは予防として、ご自宅できる目ヤニのとり方をご紹介します。

<用意する道具>
・クリーナー
・ノミ取りコーム
・コットン(カット綿)

<手順>
  1. コットン(カット綿)にクリーナー剤を付け、目の周りの部分に、ほぐすように馴染ませます。ポイントは目頭からつけようとすると、愛犬がびっくりしてしまうので、目じりから馴染ませましょう。
  2. 2~3分したら、先ほどふやかした汚れや目ヤニを、優しく拭き取ります。
  3. 目頭の固まってしまった目ヤニはノミ取りコームで取ると楽です。
  4. 最後に乾いたコットン(カット綿)で目のまわりを拭きます。
目のまわりのお手入れで大事なのは、必ずクリーナーで馴染ませてからとることです。
いきなり取ろうとすると、毛が抜けてしまい愛犬が痛い思いをしてしまいます。

マルチーズの目のお手入れの詳細はこちらもご覧ください
マルチーズの涙やけ予防!5ステップでできる目やにのとり方

犬の目が開かない場合どんな病気の可能性があるの?

(8)地肌が赤かったり、かさついている


・マルチーズは皮膚病になりやすい犬種です。気づいたらすぐに動物病院に連れていきましょう。

ワンちゃんの皮膚が赤い場合、痒みを伴う皮膚そのものの病気やアレルギーなど様々な皮膚病の可能性があります。

  • アレルギー性皮膚炎
  • アトピー性皮膚炎
  • ノミ・ダニによるアレルギー
  • 細菌感染
  • カビの繁殖
  • ストレス性皮膚炎
放置すると悪化してしまう可能性もありますし、内臓の病気が潜んでいて、皮膚が炎症をおこすこともあります。
病気は早期発見、早期治療が大切です。
かかりつけの動物病院に連れて行ってあげましょう。

信頼できる動物病院を見つけるには、
クチコミを見れるペットライフが便利です。

さいごに

いかがでしたか。
愛犬の美容と健康のために、基本的なお手入れを習慣にしていきましょう。

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