ヨークシャー・テリアとお散歩に行こう

1.ヨークシャー・テリアはお散歩好き

ヨークシャー・テリアは小柄で上品な印象がありますが、実はとっても活発で好奇心旺盛で遊び好きです。
いつも何か楽しいことを求めて動き回っている犬が多いようです。
体が小さいので運動量的には室内で動き回るだけでも十分のようですが、お散歩は運動のためというよりは、気分転換、ストレス発散のために必要です。
外に出ると、周りの風景に季節を感じたり、鳥の声に好奇心をかきたてられたりと、家の中とはまったく違った景色に気持ちが高ぶり楽しくなります。
好奇心旺盛でいつも楽しいことを求めているヨークシャー・テリアにとって、あまり変化のない室内だけの生活は、知らないうちにストレスを溜めこんでしまうようです。
ストレスを発散しようと、室内でのイタズラが多くなったり、吠えることが多くなるかもしれません。

2.お散歩に行くことの大切さ

ヨークシャー・テリアは、警戒心が強く吠え癖が付きやすいという特徴があります。
吠え癖を抑制するためには、子犬のうちにさまざまな経験を積んでおくことが大切です。
家族以外の人や、他の犬との関わり方、家の外の音や物事を経験し学ぶことを社会化といいます。
散歩に出ることで、家族以外の人に会って「カワイイね!」と撫でられたり、他の犬と会って挨拶することもあります。
自転車や車が通り過ぎたり、救急車など大きな音がするものに出くわしたりと、家の中とは比べ物にならないほどの経験をします。
そんな時も、はじめは怖くても何回も経験することで慣れていきます。
このようなたくさんの社会化経験をしていくことで、友好的で吠えにくくすることができるといわれています。

社会化以外にもお散歩に行くメリットとしては、ストレスの発散はもちろんですが、日光浴ができるということです。
犬も人間と同じで、紫外線を浴びることで体内でビタミンDを生成します。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるので、骨折や関節の病気に気をつけたいヨークシャー・テリアには必要かもしれません。
ほかにも、日光浴をすると体内でセロトニンというホルモンが分泌されます。
セロトニンはアドレナリンやドーパミンなどのホルモンの過剰分泌を抑え、脳内のホルモンバランスを整える役割を果たすといわれています。精神的にも愛犬の健康維持のためにも、お散歩は必要なことのようです。

3.どのくらいお散歩に行けばいいの?

1日2回、1回5分~10分程度が目安です。
ヨークシャー・テリアは体格に個体差が大きく、体力もそれぞれの犬によって異なりますので、愛犬の様子を見て散歩時間を減らしたり多くしたりしてください。
5分で十分満足する犬もいれば30分以上でも平気で歩く犬もいます。
ただし、膝蓋骨脱臼などの関節の病気に注意が必要な犬種なので、運動のし過ぎもよくないようです。
膝蓋骨脱臼とは、後ろ足の膝蓋骨(膝のおさら)が脱臼(ずれたり外れたり)してしまう病気です。
先天性の場合と、高いところから落ちるなどがきっかけで発症する後天性があります。
愛犬がいつもと違う歩き方をしていたら早めに獣医師に相談できるので、お散歩は愛犬の異変をチェックする絶好の機会と言えます。
お散歩で気をつけたいことは、夏、冬のお散歩の時間帯です。
夏はアスファルトが熱を持つ前の午前5時~6時くらい、夕方は地面の熱がしっかり抜けているのを確認してから散歩し、冬は、陽の高くなって暖かくなってくる時間帯を選んでお散歩してあげるのがよいといわれています。
もし時間的に1日2回いくことが難しい場合は、無理に2回にこだわらず1回の散歩時間を長くしたり、室内で愛犬と一緒に遊ぶ時間を多めにとるようにするなど工夫してあげましょう。