ヨークシャー・テリアの毛の手入れ方法

ヨークシャー・テリアは元々「シングルコート」と呼ばれる犬種なので、抜け毛が少ない分、皮膚や被毛を抜け毛による毛玉から守るための手入れが大切です。

1.「シングルコート」とは

手入れについて話す前に、ここで「シングルコート」についての話をします。
一説によると「シングルコート」と呼ばれる犬種の多くは温暖な地方で育種改良され、その分冬の寒さから体温を守る必要が無いので、人との生活を考慮し抜け毛が少ないように改良されているのだそうです。それでも抜け毛は少しならありますが、ブラッシングをすることで取りきれる程度の量なので、服についたり部屋に抜け落ちていたり、ということは少ないそうです。

2.ヨークシャー・テリアの毛の手入れ方法

まずブラッシングについてです。
ヨークシャー・テリアの毛質はストレートで柔らかく、放置すると長く伸び続ける性質を持っています。
その分もつれや毛玉が出来やすいので、抜け毛対策としても、皮膚や被毛の健康を保つためにも、こまめなブラッシングをする必要があります。
できれば毎日、最低でも三日に一回はブラッシングをしてあげることが大切です。
また、被毛の絡みをほどき、毛玉や死毛を除去することが出来る「ピンブラシ」を使用するのをおすすめします。
耳の付け根や脇の下などは毛玉が出来やすいので、特に十分なブラッシングをしてあげましょう。
仕上げにはコームを使用してコーミングをすることで被毛の艶をあげて仕上げてあげましょう。

次に、シャンプーについてですが、シャンプーは回数が多すぎても少なすぎても逆効果になってしまうので、月に一回~二回のペースでシャンプーをしてあげるのがベストです。
シャンプーは人間用の物を使うと犬には刺激が強すぎます。
なので必ず犬用のシャンプーを使って下さい。もしシャンプーを希釈するように書いてある場合は、それに従って希釈した物を使用して下さい。
洗うとき、スポンジを用意しておくと顔を洗うときに目や耳に水を入れずにすむので便利です。

また、シャンプー前には必ずブラッシングをして抜け毛や汚れを落としておくことをおすすめします。
毛の絡みをしっかりととってからシャンプーをしないと、絡んでいる場所がフェルトのような状態になってしまうので、しっかりと毛を梳いてからシャンプーをするようにしましょう。
そして、シャンプーのあとは、生乾きの状態で放置しておくと雑菌が繁殖して、体臭や皮膚病の原因にもなるので、ドライヤーを使用してしっかりと乾かしてあげましょう。

また、トリミングについてですが、トリミングは見た目を綺麗にするだけではなく、皮膚や被毛の状態を確認しながら健康に保つ役割を持っているため、健康維持のために定期的なトリミングが不可欠になります。
特にヨークシャー・テリアは毛をカットしなければ伸び続けてしまうので、抜け毛対策にもなります。
最近は自宅でトリミングを行う人も多いですが、しっかりとした技術と知識を持っているトリマーの人に定期的に頼むのが良いでしょう。
トリマーの頻度は月一回程度にすると、理想的な綺麗なカットスタイルをキープし、皮膚や被毛の状態を健康に維持することができるでしょう。

家の近くのトリミングサロンを探すならペットライフから探すと便利です。

3.抜け毛が増えたら

ただでさえ抜け毛が少ないヨークシャー・テリアですが、抜け毛が増えたな、と感じたら病気の可能性を疑ってみて下さい。
ヨークシャー・テリアの抜け毛で一番深刻なのは、アレルギー性皮膚炎による脱毛です。
アレルギー性皮膚炎は食べ物によるものや皮膚についたアレルゲンが原因で発症し、十円ハゲのような円形脱毛症や、背中全体が薄毛のような状態になってしまうことがあるようなので、注意が必要です。
ただし、抜け毛の少ないヨークシャー・テリアは生後四ヶ月から八ヶ月の間は唯一抜け毛が増え、子犬から成犬へと変わるために毛が生え変わるので、それは心配しないで下さい。