自宅で愛犬の爪切りをしよう!黒い爪をもつ犬種の場合

ヨークシャテリアなど黒い爪をもつ犬種の場合、どこまでが神経か見極めるのが難しいですよね。

特に室内犬の小型犬は、外に出る機会が少ない子が多いので、自宅でのこまめな爪切りも必要になってきます。
今回は爪切りの頻度や、やり方、ポイントを解説します。

1.爪切りの頻度はどれくらいが良い?



・2週間に1回が目安


犬に爪切りが必要なの?と思う方もいるかもしれません。
たしかに野生の犬くらいの運動量であれば自然に地面に爪がすれて手入れの必要はありませんが、運動量が少ない家庭犬は飼い主が爪をメンテナンスしてあげる必要があります。

頻度は2週間に一度が目安ではありますが、それぞれの散歩の頻度や歩き方で、爪の伸び方は変わってきます。
愛犬がフローリングを歩くときに、爪があたるカチカチという音がしたら、それは伸びすぎのサインですので、その前に切ってあげましょう。
爪が伸びすぎてしまうと、抱っこをした時に飼い主も痛い思いをしてしまいますし、愛犬が毛づくろいをした時にケガをしてしまう可能性があります。
特に前足の爪は伸びるのが早いので、毎日のブラッシングの時にヤスリをかけてあげるのもいいですね。




そして、爪を伸ばしっぱなしにすると、爪の中の神経まで一緒にのびてしまいます。
こうなってしまうと、切った時に愛犬も痛みと出血を伴います。
伸びる前に切ってあげましょう。
もしすでに愛犬の爪が魔女の爪の様に長く伸びてしまっていたら、無理をせずにプロのトリマーさんにお任せしましょう。
爪切りは500円くらいで切ってもらえます。
しかし、初めて行くトリミングサロンの場合、爪切りのみを行っていない店舗もあるので、初回の店舗を利用する際は問い合わせてみるといいでしょう。

2.黒い爪はどこまでが神経?


・少しずつ短くしていく
・爪の真ん中に白い線がみえてきたら、切るのをやめてヤスリをかける


犬の爪切りは、どこまでが血管か見極めるのがポイントです。
ヨークシャテリアは黒い爪なので、どこまでが血管か分からずに難しいですよね。
上の図を参照してください。爪を少しずつ切っていくと、真ん中に白い血管の始まりが見えてきます。
これが見えてきたら、爪切りを置いてヤスリで角を削るように丸くしていきます。
いきなりガッツリ切ってしまうと出血してしまうので注意しましょう。

3.用意すべきもの

(1)犬用爪切り
犬の爪は筒状になっているので、人間用の爪切りではうまく切ることができません。
100円均一でもペット用爪切りが売られていますが、切れ味が悪くケガの元になるので、よく切れる犬用の爪切りを用意しましょう。
ここではよく使われる3タイプの爪切りをご紹介します。
初心者の飼い主さんへのおすすめはギロチンタイプですが、参考にしてみてください。

・ギロチンタイプ

力を入れずに一発で爪が切れます。価格は500円~2,000円。
伸びすぎてしまった巻き爪の場合は切れません。
一般的で多くの方が使っているペット用つめ切りがギロチンタイプです。
初心者はまずはギロチンタイプをおすすめします。


・ニッパータイプ

ハサミのようなニッパータイプ。価格500円~2,000円。
爪をそぎ落とし切るため、爪へのダメージが小さいのがメリット。
しかし慣れないと使いづらいと感じることもあります。


・電動式タイプ

商品名は、「電動爪トリマー」や「ネイルグラインダー」、「電動ネイルヤスリ」などで検索すると出てきます。価格1,500円~5,000円。
爪を切るのではなく、電動の爪ヤスリで、爪を磨き削ります。
メリットは一瞬で切れるので、早く終わる点です。
しかし削る時のモーター音や、摩擦す熱を嫌がる犬もいます。
また、長毛犬の場合、足や指の毛がからまることもあるので注意が必要です。



(2)やすり



人間用でも問題ないですが、人用ネイルケアのヤスリは目が細かいので時間がかかります。
犬用の少し荒いものだとなお良いです。


(3)止血剤


クイックストップ 2,314円


爪切りとヤスリの他に、止血剤を用意しておきましょう。
万が一、爪の血管を切ってしまった時に出血するため使用します。
止血剤は動物病院で処方してもらうこともできますし、ネットにて購入することも可能です。
クイックストップはトリミングサロンでもっとも使用されている粉状の止血剤です。
止血剤が用意出来なくても止血剤を使う場合でも、まずは出血した場合、清潔なタオルで出血している爪の部分を押さえて止血します。
落ち着いて行動することが大切です。
止血しようとしても血が流れ出てきてしまい止まらない時は、動物病院に受診することをおすすめします。


4.爪切りの手順



  1. 犬用の爪切りと、ヤスリ、もしもの時のために止血剤を用意します。
  2. すぐに切らずに、まずは姿勢に慣れさせます。犬を小脇に挟む感じに抱っこし、肘から下の腕を胸元に当てて体を支えて、
    手は犬の前足を握ります。この状態で落ち着くまで待ちます。
  3. じっとできるようになったら、この状態で、肉球を軽く押して、指を広げれば切りやすい状態にします。
  4. 一気に切らず、まずは先の方を切ります。
  5. 爪の断面が角ばらないように、上の図のように3回に分けて切ります。
  6. 真ん中に白い部分が見えてきたら、爪切りをやめてヤスリをかけます。
  7. ヤスリをかけて角を丸くなるようにならします。

黒い爪を切る時は、横断するように一直線に切ってはいけません。
爪の中央を頂点と考え、山形になるように切っていきます。
図のように、両側の外側から切っていくと良いでしょう。
目安としては肉球より先に出ている部分の爪を切ります。
横から見るとよく分かります。爪切りで先端が丸くなるように整えたら、最後にヤスリを用いて整えます。

5.ひみつの指の爪を切るのも忘れずに!


犬の足は、前足に5本×2、後ろ足に4本×2あります。
前足には地面に面する場所に4本、地面に面しない少し離れた場所に1本あります。
この離れた1本は人間で言う親指の様なもので狼爪(ろうそう)と言います。

元々は後ろ足にも存在していたのですが、グレート・ピレニーズなどを例外として、多くの犬種は進化の過程で無くなっています。
狼爪は地面に接しないため自然に短くならず、放っておくと伸び続けて爪が巻いてきます。
爪切りをする際はここの指の爪も切ってあげましょう。

ブリーダーさんやペットショップによっては、毛づくろいの時のケガ予防で、飼い主さんにお渡しする前に切除してしまうことも多いので、見つからなかったとしても奇形ではありません。

6.爪切りを慣れさせるためには?!



  • 少しずつ爪切りに慣れさせる
  • 飼い主さんが落ち着くことで安心させてあげる
爪切りを自宅で初めて行う場合、飼い主もかなり緊張したり不安に思うでしょう。
黒い爪で血管が見えず、出血することもあると聞くと、尚更緊張や不安は増してしまいますよね。

しかし飼い主の気持ちは犬にも伝わってしまいます。
すると必要以上に犬が嫌がったり怖がったりしてしまうので、飼い主が慣れるまではトリミングサロンにて爪切りをしてもらうと良いです。

トリマーの手により爪切りを上手にしてもらうと、犬は爪切りが怖くないものだと認識するので、飼い主が行う時も嫌がったり怖がったりしにくくなります。
また、トリマーに爪切りをしている所を見せて欲しいと言えば、コツを教えてもらえたり実際に切っているところが見れるので、正しい切り方を学ぶことができます。

1度に全ての爪を切り終えようと思わずに、嫌がったら休憩し何度かに分けて切ると良いです。
全てが切り終わったら大いに褒めてあげましょう。

1度爪切りで痛い思いをさせてしまうと、犬は慣れるどころか次回からの爪切りをさせてくれなくなる傾向があるので、慎重に行うことが大切です。

まとめ

いかがでしたか。
コツさえ覚えて、愛犬も爪切りに慣れってしまったら、難しい作業ではないのがお分かりいただけたでしょうか。
無理をせずに少しずつ挑戦していきましょう。