小さくて可愛いだけじゃない!ヨークシャーテリアの特徴と性格

動く宝石ともいわれるヨークシャテリア。
流行りに左右されることなく、長きにわたり根強い人気を保っています。
今回はそんなヨークシャー・テリアの特長や性格をご紹介します。
これからヨーキーを飼おうか検討されている方、そして既に愛犬がヨーキーの方も飼い方の参考にしてください。

1.ヨークシャー・テリアってどんな犬?



名称:ヨークシャー・テリア
愛称:ヨーキー
原産地:イギリス
体高:23㎝前後
体重:3Kg以内
寿命:13~16歳


子犬の頃は黒い毛色をしている事が多く、成長するにつれてダークスチールブルーと呼ばれる青みがかった体毛になったり、ゴールドやシルバーになる事もあります。
毛色が7回ほど変化することと、その美しい毛質から動く宝石と呼ばれる事もあります。
毛は、まっすぐで光沢のある絹糸状のような被毛が特徴です。
頭部はタン(黄褐色)をしている事が多く、胴体部は暗いブルー、全体的にバランスのとれた美しい毛色をしています。

ヨーキーの被毛ついての記事はこちらをご覧ください
「動く宝石」の名前の由来、ヨークシャーテリアの色(カラー)とは

2.性格



・活発
・遊び好き
・勇敢で冒険好き
・負けん気が強い
・頑固

ヨークシャー・テリアは賢く勇敢で、負けず嫌いな典型的「テリア気質」を持っています。
元々ねずみをとる狩猟犬だったので、少々気が強い部分がありますが、しつけしだいで直すことができます。
ただし、頑固な面があるのでしつけには忍耐力が必要となるでしょう。
慣れてくると甘えてじゃれてきますので、一緒に遊ぶ時間を作ってあげてくださいね。
お子さんがいる家庭は良き遊び相手となるでしょう。

3.歴史


引用:https://www.pinterest.com/pin/390687336407932139/>

・19世紀中ごろに、イギリスで工場のねずみを取るために作られる。
・スカイ・テリア、ブロークンヘアード・テリア、マルチーズなどの血を受け継いでいる。
・19世紀の上流階級の貴族の「抱き犬」として人気になり、さらに小型に改良される。

ヨーキーといえば、日本ではマルチーズと並ぶお金持ちの家の犬というイメージが強いですが、実は労働に従事するために作られた犬でした。
19世紀中ごろ、産業革命によってイギリスでは紡績工場が瞬く間に増えました。
工場には大量のねずみが住み着き、その悩みを解消すべく、賢く活発な狩猟犬の配合に励みます。
スコットランドの移民が持ち込んだウォーターサイド・テリアという犬と、元々工場があったヨークシャー地方にいたテリア犬などを交配させて作出されたのがヨークシャーテリアです。
当時は6~7Kgほどの中型犬だったといいます。
のちに、その被毛の美しさからビクトリア朝後期の貴族や富裕層の婦人たちの目に留まり、愛玩犬としてブームとなりました。
貴族女性がアクセサリー感覚で抱けるよう、より小型化が進み、より美しく優雅な被毛が追求され、現在にも残るヨークシャーテリアの姿が出来上がっていったといいます。

その後、世界中に輸出され、長きにわたり愛犬家たちを魅了しつづけています。

4.運動



・1日10~15分の短いお散歩を、朝晩2回が理想
・あまり運藤量は必要ないが、ストレス解消に短いお散歩は必要

華奢な見た目のヨーキーですが、好奇心旺盛で活発な性格のためお散歩は大好きです。
ただし運動量はあまり多くはないので、朝晩10~15分程度のお散歩で十分でしょう。
天気が悪い日は室内で運動させるだけでも大丈夫です。
ただし個体差がありますので、お散歩後にもエネルギーを持て余しているようなら、すこしずつ運動量を増やしてみましょう。
反対に、疲れて動かなくなってしまうようなら、すこし運動量を減らしてあげるのも良いでしょう。
きちんと運動をさせてあげないと、無駄吠えや破壊行動などの問題行動につながることがあるので、注意しましょう。

5.お手入れについて



・絹のように細く長い被毛は毛玉・もつれになりやすい
・定期的なトリミングが必要
・よく絡む部分は日々のブラッシングが必要
・歯周病になりやすいので3日に1回は歯ブラシをしましょう

ヨーキーはシングルコートという季節による毛の生え代わりが無いので、抜け毛が少ないところが飼いやすいポイントです。
その分、放置すると、あっという間に被毛が伸び、地面にするようになってしまいます。
それ以上伸びることはありませんが、それでは散歩や排泄の際にとても不便ですよね。
定期的にトリミングに行って、カットするのをおすすめします。
同じ長さを保ちたいのであれば月に一回のカットがいいでしょう。
そしてヨークシャテリアはオイリーな毛質で、臭いがきついと言われています。
シャンプーを2週間に1回してあげると清潔に肌を保つことができるでしょう。

また、被毛自体が柔らかく細いため、動くときに擦れる部分は日常的にブラッシングした方が良いでしょう。
脇の下や、耳の後ろ、内股は特に毛玉ができやすい部分なので重点的にとかしてあげるといいです。
トリミングの際にお腹の毛を刈っていない場合は排泄の汚れ(オスの場合)や散歩の汚れで毛もつれが出来ることがあるので、お腹も毛束のようになっていれば少しブラシを通してあげると清潔に保てます。

あまり強くやるとお腹の皮膚を傷付けますので、なでるようにブラッシングしたあと、引っかかってブラシが通らない部分だけ念入りにとかしてあげましょう。

6.かかりやすい病気



・膝蓋骨脱臼
多くの小型犬に共通しますが、後ろ足の膝のお皿がずれてしまう、膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)には注意したいですね。
重度の場合は歩けなくなってしまいます。
先天性の場合が多いですが、関節に負担をかけない工夫をすることで予防をしてあげられます。
対策についてはこちらの記事をご覧ください。
知らなきゃマズい!フローリングから愛犬の足腰を守るためにしてあげられること

門脈シャント
ヨークシャー・テリアに起こりやすい病気として、門脈シャントが知られています。
先天性の肝臓の病気です。
腸管から吸収されて肝臓に運ばれ、解毒されるはずの毒素が、シャント(余分な血管)により、肝臓で処理されないまま体内に回ってしまい、無治療の場合は死に至る病気です。
多くは2才くらいまでに発症します。

食欲不振、おう吐、下痢やふらつきなどが見られたら、早めに受診しましょう。

・気管虚脱
何らかの理由で気管が本来の形を保てなくなり、途中でつぶれてしまう病気です。
詳細な原因はわかっていませんが、遺伝もひとつの要素とされています。
気管虚脱を起こすと気流がうまく通過できず、ガチョウ様咳と呼ばれる、ガーガーという咳をします。
興奮時や暑い時に悪化しやすく、呼吸困難で亡くなることもあります。

気管虚脱は根治の難しい病気で、生涯付き合っていかなくてはなりません。
急性の呼吸困難を起こしたら、酸素吸入などの緊急処置を行ないます。
その後は、内科治療で維持します。
体重管理を徹底し、首輪でなくハーネスを使って首に負担をかけないなどの日常のケアが大切です

こちらの記事も合わせてご覧ください。
首輪?ハーネス?ヨークシャテリアの散歩にはどっちがいいの?

・水頭症
先天性の神経系の病気。
水頭症を発症すると神経系や記憶に障害が出始めるようになります。
主な症状にはトレーニングを覚えられない、ぼーっとしやすく、睡眠時間が増える、などです。
突然奇声を上げるようになり、興奮なども見られます。
視点が定まらなくなり、元気がなくなり、食欲不振や過食、視力障碍などが起こることもあります。
運動能力にも影響が出るようになり、まっすぐ歩けなくなったり、転倒や立ち上がれないなどといった症状もみられるようになります。
さらに悪い状態では痙攣をおこすようになり、場合によっては昏睡状態に陥ることもあります。

・歯周病
人間と同じく、犬も歯磨きをしないと歯垢が溜まり、口の中の細菌と唾液のカルシウムの結合によって歯石となります。
そこから細菌が繁殖し、「歯周病」や「歯槽膿漏(しそうのうろう)」、「歯肉炎」といった歯のトラブルを引き起こす原因になってしまいます。
実は犬が患う病気の中で最も多いのが歯の病気なのです。
歯周病がひどくなると口臭が強くなるだけではなく、歯茎からの出血や歯が抜け落ちてしまったり、細菌が全身に回って内臓疾患を起こす事もあります。
歯磨きを全くしていない犬は、2~3年以内には歯の病気にかかるとも言われています。
理想は毎日ですが、それが難しくても3日に1回、少なくとも週に1回は歯磨きをすることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか。
ヨークシャテリアの性格や特徴。かかりやすい病気の解説でした。
犬を飼うのは楽しいこともたくさんありますが、家族として生涯添い遂げる責任も、飼い主さんにはあります。
ヨークシャテリアの特性をきちんと知って、長生きさせてあげましょう。

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